ノンアル市場10年前の1.6倍に―サントリー推計 : 「仕方なく」から「飲みたい」へ
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ノンアルコール飲料の市場が拡大を続けている。お酒が飲めないシーンの代替品ではなく、「飲みたいから飲む」人が増えているようだ。
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市場は10年前の1.6倍に
サントリーの推計で、2024年のノンアルコール飲料市場は4584万ケースとなった。前年比11%増、10年前と比べると1.6倍の規模。25年はさらに拡大して、4730万ケースを見込む。
「健康に気を付けたい」「飲みやすい」
サントリーが6月東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県在住の20~60代3万人を対象に実施したアンケート調査で、「この1年にノンアルコール飲料を飲んだことがある」と回答した人は9278人。このうち、「月に1日以上」飲む人は49.1%、「週に1日以上」は28.4%だった。
「月に1日以上」飲んでいる4553人に理由を聞くと、「健康に気をつけたい」24.8%、「飲みやすい」24.5%がトップ2。「翌朝を気にせずに済む」16.4%、「車を運転したい」15.8%など、「本当は酒を飲みたいけれど代替で…」的な回答は比較的低い割合だった。
「月に1日以上」飲む人の51.3%が「今後、飲む量が増えそう」、45.6%が「飲む機会が増えそう」としており、ノンアル市場はさらに拡大していきそうだ。
【資料】
- サントリー「ノンアルコール飲料レポート2025(詳細版)」
バナー写真:PIXTA

