自民党総裁選2025

自民党総裁選、10月4日実施 : 党員も投票するフルスペック方式で

政治・外交 社会

2024年の総裁選からわずか1年。衆・参両院で少数与党となった自民党の再生を託されるのは誰か?

石破茂首相の退陣表明に伴い、自民党は「22日告示、10月4日投開票」で臨時の総裁選を実施する。2024年の総裁選にも出馬した複数の議員が出馬に意欲を示している。

総裁選は1人1票の国会議員票295票と、国会議員票と同数の295票を全国に約100万といわれる党員・党友票の得票率を基に配分する「フルスペック方式」。過半数の296票を獲得した人が新総裁となる。党員票が全体の半分を占めるため、世論に近く、知名度が高い候補が有利とされる。

1回目投票で過半数獲得者がいない場合には、上位2人による決選投票となる。決選投票は国会議員票295票と、各都道府県連に1票ずつの地方票の合計342票を争うため、1回目の投票と比べて、議員票の重みが増す。決選に残れなかった3位以下の陣営の票をどう取り込むかがカギとなる。

自民党総裁選の仕組み

前回2024年の総裁選は、1回目投票で181票(議員票72、党員党友票109)の高市早苗氏と、154票(議員票46、党員党友票108)の石破茂氏の決選投票となり、石破氏が21票差で逆転勝利した。

バナー写真 : 2024年の総裁選で、決選投票を終えた小泉進次郎氏(右から2人目)ら=9月27日、東京・永田町の同党本部(時事)

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