大学女性教員、過去最高の28% 女子学生数は122万人―文科省の学校基本調査
社会 教育
文部科学省が公表した2025年度学校基本調査によると、5月1日時点での国公私立大学の女性教員数は5万4426人と過去最多。教員全体に占める女性の割合も過去最高の28.2%となった。
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中学校の女性教員の割合は45.0%(前年度より0.2ポイント上昇)、高校で34.1%(同0.3ポイント上昇)、特別支援学校で63.0%(同0.1ポイント上昇)で、それぞれ過去最高となった。小学校の女性教員の割合は62.7%。
大学学部の学生数は264万6000人(前年度より1万8000人増)、うち女子学生は122万人(同1万5000人増)で、いずれも過去最多を更新した。学部学生に占める女子学生の割合は46.1%(同0.2ポイント上昇)で、過去最高となった。
大学院の学生数は、前年度より5500人増の27万7148人だった。
少子化で小中合わせて270校減
一方、義務教育である小中学校の在学者数はともに、統計が始まった1948年以降、最も少なくなった。小学校の児童数は前年度比12 万9000人減の581万2000人、中学校の生徒数は同3万6000人減の310万5000人。小学校過程と中学校過程を一貫して行う義務教育学校、また中高にまたがる中等教育学校の在学者数が伸びているものの、全体的な児童、生徒数は減少の一途だ。
全国の小学校数は前年度比215校減の1万8607校、中学校数は同55校減の9827校。この1年間で小中合わせて270校が姿を消したことになる。
【資料】
- 文部科学省 学校基本調査-令和7年度(速報) 結果の概要
バナー写真:PIXTA

