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食品値上げ、もう限界!8割以上が「強い負担感」特売・見切り品で生活防衛

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「食欲の秋」だというのに新米も買えず、見切り品や訳あり品に手が伸びる…この物価高、早くどうにかして!

買い物アプリを運営するカウシェ(東京都渋谷区)が2025年9月下旬、全国のユーザー1053人を対象に、物価上昇に関する意識調査を実施。値上げで「家計への負担を感じる」人は「とても」81.6%と「多少」17.7%を合わせると99%超と、ほぼ全員だった。

家計への負担

最も値上げの影響を感じるのは「コメ」が63.8%でトップ。次いで「野菜」14.6%、以下「菓子・飲料」「肉」「魚介」の順だった。収束しない“令和のコメ騒動”に加え、酷暑の影響もあり、農作物の高値が食卓を直撃している。

最も影響を感じる食品

家計のやりくりで最も削ったのは「食費・外食」47%、次に「趣味・レジャー」30.1%。この2項目で8割近くを占め、「まずは削りやすいところから」といった心理がうかがえる。

最も削った費用

生活行動の変化としては、「まとめ買い・特売を意識」57.5%を筆頭に、「賞味期限間近の商品を購入」、「規格外の野菜や訳あり品を購入」など、価格選好を強めている。

生活行動の変化

回答者からは「給料が増えないのに、もう何を節約すればいいのか分からない」「子どものお菓子を我慢させている」など切実な声も上がり、負担感は極限に近づいている。

【資料】

バナー写真:PIXTA

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