【世界デジタル政府ランキング2025】日本は9位 英国が初のトップ
社会 技術・デジタル
世界のデジタル先進国66カ国・地域におけるデジタル政府の成果などを評価するランキングで、日本は9位に入った。トップには英国が初めて輝いた。
- English
- 日本語
- 简体字
- 繁體字
- Français
- Español
- العربية
- Русский
人口小国が健闘
「世界デジタル政府ランキング」は、早稲田大学の総合研究機構電子政府・自治体研究所が毎年発表している(2020年はコロナ禍で中止)。第20回目となる今年度版が25年11月に公表された。
調査では生活に不可欠なデジタル政府の進捗(しんちょく)度を、「ネットワーク・インフラの充実度」「行財政改革への貢献度」など主要10指標で多角的に分析。各国・地域ごとに評価をスコア化している。
前年度11位だった日本は9位に浮上。ランキング報告書は、創設5年目のデジタル庁の成果が見え始めたとしながら、官庁間の縦割り打破に向けた取り組みが必要と指摘。マイナンバーカードについては、国民が利便性を実感できる政策を求めた。
1位の英国については、「科学技術立国」としての地位を維持しつつ、社会全体の包摂性や持続可能性にも配慮したデジタル政策を展開していると評価した。10位のフィンランドは前年度17位から大きく上昇。デンマーク、シンガポール、エストニアをはじめとする人口小国の優位性が鮮明になっている。
【資料】
- 早稲田大学総合研究機構電子政府・自治体研究所「第20回世界デジタル政府ランキング2025年度版」
バナー写真:PIXTA

