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ハラスメント未満だけどモチベダウン! : 会社員の8割が職場の「無礼」を経験

仕事・労働 社会

「ハラスメント」というほどではないけれど、職場での不本意な扱いが蓄積していくと、なんとなく出社するのが重い気分…

「ハラスメント未満」が離職を増やすかもしれない。人事上の課題解決サービスを提供するコーナー(東京都渋谷区)が、全国の20~50代の会社員を対象にした9月に実施した「職場におけるインシビリティ(無礼な言動)に関する実態調査」で、男女312人の正社員から回答を得た。

最近半年の間に経験したインシビリティについて種類と頻度を尋ねたところ、抜きん出て高く8割近い人が挙げたのが「ぶっきらぼう・高圧的な物言い」78.0%と「感謝・ねぎらいの欠如」77.6%だった。いずれも「週1回以上」経験している人が4割を超えた。

インシビリティの種類と発生の割合

インシビリティが発生した状況としては、「価値観の違い」「時間や人手に余裕がない」「立場の違い」ケースが多く、いずれも直属の上司や上位管理者から受けるものが多かった。

インシビリティが発生する相手と状況(複数回答)

インシビリティを受けた後のモチベーションは、「仕事の満足度」「生産性」「組織への信頼」は25〜30%台で減退。反対に、心理的ストレスと離職を考える気持ちは顕著に増加したという。

インシビリティ経験後のモチベーションへの影響

【資料】

バナー写真:PIXTA

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