初の後発地震注意情報―青森県東方沖地震で : 自ら命を守る防災行動を!
気象・災害 防災 社会
8日深夜の青森県東方沖地震を契機に、日本海溝・千島海溝沿いの海溝型大規模地震が発生する可能性が相対的に高まっているという。平常時0.1%のところ、1%に上昇。大規模地震が発生するかどうかは不確実だが、できうる備えはしておきたい!
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気象庁は12月8日午後11時15分に発生した青森県東方沖地震により、新たな大地震が発生する可能性が平常時より高まったとして、9日午前2時に「北海道・三陸沖後発地震注意情報」を発表した。2022年12月に同制度の運用を開始以来、初の発表。大規模地震発生可能性は、平常時が約0.1%のところ、注意情報発表時は約1%に高まっているが、必ず地震が発生するという情報ではない。
対象は北海道から千葉県の太平洋沿岸を中心とする全182市町村。今後1週間、大きな揺れや津波警報を受けて速やかに避難できる態勢が求められる。事前の避難や交通機関の運休、学校の休校は必要ないとしている。
後発地震注意情報発表に伴う特別な注意
- 昼夜を問わずすぐに逃げられる態勢の維持
- 非常持ち出し品(現金、マイナンバーカード等)の常時携帯
- 家具の固定、食料品など備蓄の確認、家族との連絡手段確認など日頃の備えの再確認
【資料】
- 気象庁地震火山部「北海道・三陸沖後発地震注意情報について」
- 内閣府「北海道・三陸沖後発地震注意情報の解説ページ」
バナー写真 : PIXTA
