30~50代の転職率が上昇:初任給アップの20代は低下傾向
仕事・労働 経済・ビジネス
昨年の正社員の転職率は過去最高水準となり、特に30~50代の転職率上昇に下支えされている。半面、20代の若年層の転職率は低下傾向にある。
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将来性に不安を覚える30代、新天地を求める40~50代
人材総合サービスのマイナビの転職動向調査(男女2万人対象)によると、正社員の転職率は2025年、7.6%に達し、22年と並び調査開始(18年)以来の過去最高となった。調査担当の嘉嶋麻友美氏は企業側の事情について、「少子化で新卒採用が難しくなっている中で、企業が採用の多様化を図り、即戦力を求めている」と話す。
中でも40代(6.8%)と50代(3.8%)は、年代別調査を開始した21年以来、4年連続で上昇。30代も9%と2年ぶりに上昇した。
働く側の転職理由について、嘉嶋氏は「30代は会社の将来性に不安を覚え始め、キャリア形成を図ろうとする傾向にある」とみる。さらに役職に就く年代の40代は中間管理職として仕事量の急増でストレスがたまるほか、50代になるとセカンドキャリアに向けて働き方を変えようとして、それぞれ新天地を求めているのではないか、と言う。
一方、20代は12%と年代別では最も高いものの、3年連続で低下した。新卒の初任給が近年、増加して「30万円」台の企業も出てくる中、転職意欲がやや後退しているとみられている。収入を補う手段として、副業も活発だ。
【資料】
- マイナビ「転職動向調査2025年実績速報」
バナー写真:PIXTA


