自殺、初めて2万人下回る―厚労省 : 小中高生は過去最多532人
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健康問題、経済・生活が理由
厚生労働省が警察庁の自殺統計を基にまとめた2025年の全国の自殺者数は、前年確定値から1223人減少して1万9097人だった。減少は3年連続で、統計のある1978年以来、初めて2万人を下回った。女性5980人、男性1万3117人で、人口10万人当たりの自殺者数(自殺死亡率)は、1.0人減の15.4人となった。
原因・動機別(複数計上)では、「健康問題」が1万1293人で最も多く、「経済・生活問題」5359人、「家庭問題」4198人が続いた。
年代別では、50代の3732人、40代の2951人が多かったが、「19歳以下」以外のすべての年齢層で前年より減少。特に中高年男性の減少が目立った。
学生・生徒は前年から3人減の1074人だった。このうち小中高生は、統計がある1980年以降で最多の532人となった。内訳は女子277人、男子255人で2年連続して女子が男子を上回った。小中高生の自殺は2011年以降300人台で推移していたが、新型コロナウイルスの感染が拡大した2020年に499人に急増。コロナ禍が収束した後も高止まりしている。
地域別の自殺者数は40都道府県で減少した。自殺死亡率は山梨(21.4人)が最も高く、次いで新潟(20.2人)、青森(19.6人)。低かったのは鳥取(10.7人)、石川(12.5人)、京都(12.7人)の順だった。
厚生労働省では、「自殺の多くは追い込まれた末の死であり、その多くが防ぐことができる社会的な問題」であるとして、保健、医療、福祉、教育、労働その他の関連施策と連携を図り、総合的な自殺対策を推進するとしている。「まもろうよこころ」のページには、LINEなどのSNSや電話で悩み事を相談できる窓口や、自殺対策の取り組みなどの情報を分かりやすくまとめている。
こども家庭庁のサイトでは、子ども自身がSOSを発信したり、相談したりする先を見つけやすいよう、「相談窓口を探す」コーナーを設けている。
【資料】
- 厚生労働省自殺対策推進室「警察庁の自殺統計に基づく自殺者数の推移等」
バナー写真: イラストAC

