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バレンタインチョコ、1粒で436円!―帝国データバンク : 円安、原材料費高騰のダブルパンチ

経済・ビジネス

口に入れればあっという間に溶けてしまうチョコレート。海外メーカーものは1粒450円超。大手チェーンの牛丼1杯と互角の値段。

国内ブランドと海外ブランドの価格差広がる

帝国データバンクが全国の大手百貨店やショッピングモールなどに出店する計155ブランドの2026年バレンタイン向けチョコレートの調査で、1粒当たりの平均価格は前年より18円アップの436円だった。フランスやベルギーなど人気の輸入ブランドは31円アップの461円。国内ブランドも同8円アップの413円で、過去最高値となった。

記録的な不作で国際的なカカオ豆の取引価格が高騰した24年の「カカオショック」は落ち着きつつあるが、円安や輸送費の高騰で製造コストが高止まりしている。トッピングなどで使用頻度の高いアーモンド、ピスタチオ、カシューナッツなどのナッツ類の輸入価格の上昇も影響。アルミ箔、セロハン、箱などの包装資材も値上がりしている。

バレンタインチョコの1粒の価格推移

バレンタインチョコ1粒の価格改定幅

1箱当たりの容量(個数)を減らして価格を維持するステルス値上げや、ココアバターの口当たりが再現できるパーム油や、カカオ由来の原料を使用しないノンカカオ素材の代替チョコレートを「健康志向」「環境への低負荷」といったキーワードで投入するメーカーもある。

帝国データバンクは、「円安や原材料コスト高は今後、中長期的に続くため、チョコの高値傾向は当面続く。代替素材で割安にするか、本物志向かの二極化が進む可能性もある」と指摘する。

【資料】

バナー写真:フォトAC

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