船の旅:2025年の訪日クルーズ外国人客は176万人 コロナ前ピーク時の7割まで回復
経済・ビジネス 旅
コロナ禍で壊滅的なダメージを受けたクルーズ船の旅。運航再開3年目の2025年は、旅客数、寄港回数ともに増加。需要は順調に回復している。
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国土交通省がこのほど発表した速報値によると、2025年の訪日クルーズ旅客数は、前年比約20%増の176万7000人。コロナ前ピーク水準(2017年)の7割まで回復した。クルーズ船の日本の港湾への寄港回数は同約30%増の3117回。コロナ前ピーク水準(2017年)を上回る結果となった。
3117回の全寄港の内訳は、外国クルーズ船が2352回、日本クルーズ船が765回。寄港回数の上位は1位が博多と横浜(209回)、3位那覇(205回)、4位長崎(198回)、5位神戸(142回)だった。
日本では、2015年から17年にかけ、中国クルーズ市場の需要増を背景に、クルーズ船による訪日客が急拡大。特に、九州・沖縄の各地に中国発のクルーズ船が数多く寄港した。しかし、新型コロナウイルス感染症の感染拡大で、20年3月に国際クルーズの運航が停止。23年にようやく「運航再開」となった。
「25年に250万人」の目標には達せず
政府はクルーズ再興に向けた25年の目標として、「訪日クルーズ旅客250万人」「外国クルーズ船の寄港回数2000回超」を掲げていたが、旅客数は目標に達しなかった。
外国クルーズ船の25年の運航を見ると、寄港数2352回のうち、高価格帯(プレミアム、ラグジュアリー、エクスペディションクラス)の船が1377回(59%)、カジュアルクラスが975回(41%)と、コロナ前に比べて「クルーズ高級化」の傾向が見てとれる。寄稿港湾数は前年から4つ減って93港となった。
【資料】
バナー写真:郵船クルーズの新造客船「飛鳥Ⅲ」=2025年7月11日、横浜市中区(時事)

