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縮むニッポン : 出生数70万人割れが目前、10年連続で最少更新―厚労省・人口動態統計

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超高齢化社会で死亡者数は高水準が続く一方で、出生数は死亡者数の半分にも追いついていない。どんどんシュリンクしていく日本。

10年連続で過去最少

厚生労働省が発表した人口動態統計(概数)によると、2025年に生まれた赤ちゃんの数(出生数)は、前年速報値より1万5179人少ない70万5809人だった。10年連続で過去最少を更新。1899年の統計開始以来、初めて80万人を割り込んだ2022年からわずか3年で、今度は70万人割れが目前に迫る。出産期に当たる世代が減少していることに加え、コロナ禍の間に婚姻数が低迷したことが影響したとみられる。

速報値は、日本在住の外国人や在外日本人の数が含まれる。6月に発表される確定値は、日本に住む日本人の数で集計するため、速報値より少なくなるのは確実。

日本の人口動態

2025年 2024年
出生数(人) 70万5809 72万0988
死亡数(人) 160万5654 161万8684
自然増減(人) ▲89万9845 ▲89万7696
婚姻数(件) 50万5656 49万9999
離婚数(件) 18万2969 18万9952

厚生労働省の人口動態統計をもとに編集部作成、24年25年ともに速報値

死亡数は前年比1万3030人減の160万5654人で5年ぶりに減少。人口の自然減(出生数と死亡数の差)は過去最大の89万9845人となり、人口減に拍車がかかっている。

日本の出生数は終戦直後の第1次ベビーブーム(1947~49年)には250万人、第2次ベビーブーム(71~74年)には200万人を超えた。その後は一貫して減り続け、第2次ベビーブーム世代の出産ブームも起こらぬままに、2007年以降は自然減の幅が拡大している。

25年の婚姻件数は、50万5656組と前年比5657組増加したものの、低迷が続いている。日本ではいまだに婚姻前や婚姻外の妊娠を歓迎しないムードが強く、婚姻件数の低迷が続く限り、出生数の回復は期待しづらい。

人口動態統計

【資料】

バナー写真 : フォトAC

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