石油の中東依存度95%超 ―資源エネルギー庁 : 国内供給エネルギーの35%は石油
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米国とイスラエルのイラン攻撃で原油輸送の大動脈・ホルムズ海峡が事実上遮断された。中東情勢の混乱は、資源小国日本にとっても一大事である。
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石油が最大のエネルギー源
資源エネルギー庁のエネルギー需給実績によると、2024年度の一次エネルギーの国内供給構成は、石炭24.4%、石油34.8%、天然ガス・都市ガス20.8%と化石燃料が8割を占める。1990年代以降、地球温暖化対策として「脱石炭」「脱石油」を志向してきたものの、2011年の東日本大震災による福島第1原発の爆発事故以降、原発の稼動が低下していることもあり、石油がいまだ最大のエネルギー源だ。
しかも、日本は原油の95%超を中東に依存している。イラン・イラク戦争や米国の対イラク経済制裁などを経て2019年以降、イラクからは直接原油の輸入はしていないが、アラブ首長国連邦やサウジアラビアからの輸入がそれぞれ4割を占め、いずれもホルムズ海峡を通過して日本にもたらされている。
2025年12月末時点で、日本は国家備蓄・民間備蓄合わせて254日分の石油備蓄があり、ホルムズ海峡が封鎖されても即時に流通が途絶えることはない。
しかし、ホルムズ海峡が遮断されたことで国際原油価格は急騰、これに連動する形で天然ガス価格も上昇しており、ガソリンや電気・ガスの値上がりは避けられない情勢だ。
【資料】
- 経済産業省「2024年度エネルギー需給実績(速報)」
- 経済産業省「エネルギー需給実績参考資料」
バナー写真:PIXTA


