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自分にも国にも期待しない―“低体温” で生きる日本の若者 : 6カ国の18歳意識調査

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平和で安全でそれなりに豊かではあるけれど……。ここからさらに成長する勢いは感じられない。2000年代に入って生まれた日本の若者は何を思う。

夢なし、個性なし、人の役に立てる気もしない

日本財団が日本、米国、英国、中国、韓国、インドの6カ国で各1000人の若者を対象に実施した「18歳意識調査」。「自分自身に将来の夢があるか」との問いに、「どちらかといえば」も含めて「ある」と回答したのは、インド86.3%、英国83.1%、米国80.2%に対し、日本は62.4%にとどまった。

「人に誇れる個性がある」「他人から必要とされている」についても、日本は肯定的に答えた人の割合が60%を割り込み、群を抜いて低かった。社会の一員として「国や社会に役立つことをしたい」という意識も他の国に比べて低い。

将来の夢がある

人に誇れる個性がある

他人から必要とされている

国や社会に役立つことをしたい

今は必要とされていなくても、誰かの役に立てなくても、将来に向けて学び続ける意欲があるかというと、この点でも日本の若者は低調。自己肯定感が低いためか、「困難があっても乗り越えられる」という自信も持てない。

新しいことを学び続けたい

困難があっても乗り越えられる

では、自分の国の将来はどうなると考えているのか?「良くなる」が過半数を超えているのはインドと中国。どちらも、2024年に実施した同様の調査と比べると、「良くなる」の割合は減っているものの、他の国より将来をポジティブに捉えていることが分かる。

日本は「良くなる」と回答した人はわずか15.6%で、断トツの低さ。一方で「分からない」が34.2%にも上ったのも、他国と大きく異なる点だ。

自分の国の将来はどうなる?

調査は2月4日~24日に、各国で17~19歳の若者1000人ずつに対してインターネットを通じて実施した。

【資料】

バナー写真:PIXTA

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