健康診断、C・D判定でも4割強は医療機関受診せず : 言い訳は「深刻さ判断できない」「自覚症状ない」
健康・医療 社会
健康診断を受けたことでノルマを果たした気分? 基準値を超えても「よくあること」「命に関わるほどではなかろう」と自己解釈し、受診を先送りにしてしまう人がなんと多いことか。
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健診結果をろくに確認しない人も
テクノロジーを駆使した医療関連サービスを提供するUbie(東京都中央区)の調査で、この数年で健康診断を受診した1378人のうち、すべての項目が「A判定=異常なし」は446人(32%)にとどまり、「B判定=軽度異常・要経過観察等」が564人(41%)、「C~D判定=要再検査・要加療等」368人(27%)に上った。
健診結果について、「各項目の数値を確認し理解できた」人は半数以下の614人。「確認したが全ては理解できなかった」482人、さらに2割に相当する282人は詳細を確認すらしていなかった。
結果を十分に確認しなかった理由としては、「自覚症状がない」107人が最多で、「毎年異常がないことが多い」84人、「面倒だから」66人が続いた。本来、異常を早期発見、早期治療につなげることが健診の目的だが、自覚症状で判断するなら、受ける意味がない。
C判定・D判定を受けた368人のうち、医療機関を受診したのは207人にとどまり、161人は判定後も未受診。その言い訳は、「深刻さが判断できない」「時間がない」「緊急度が分からない」。
健診を「受ける」ことと結果を「活かす」ことの間には大きな隔たりがあり、健診結果が“置き去り”にされている実態が明らかになった。
調査は2026年3月10日、全国の20歳以上の男女各1000人ずつを対象に実施。このうち、ここ数年内に健康診断を受診したことがある人からの回答を集計している。
【資料】
- Ubie株式会社「『医療アクセス実態調査』第4弾」
バナー写真:PIXTA



