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レアアース、核のごみ処分場調査で話題沸騰!南鳥島のプロフィール

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日本で最も早く日が昇る南鳥島。無限の可能性を秘め、注目を集める、東京の離島はこんな場所。

日本で唯一、太平洋プレート上の陸地

南鳥島は、東京都小笠原村に属する日本最東端の島。都心からは南東約1950キロメートルに位置し、飛行機で片道4時間かかる。小笠原村の有人島である父島・母島からも約1200キロメートル離れている絶海の孤島。

大航海時代、スペイン人 ベルナルド・デ・ラ・トーレが1543年に発見したといわれる(諸説あり)。日本人が初めて上陸したのは1883(明治16)年、98年には「南鳥島」と命名され、東京府小笠原島庁に編入された。ヤシ油やグアノ(鳥のふん)を資源として産業化した時期もあったが、遠隔のため物資補給が困難を極め、高潮など厳しい気象環境や伝染病の流行で1935(昭和10)年に無人島となった。現在も一般住民はいないが、島内には滑走路や岸壁があり、防衛省や気象庁の職員が駐在している。

日本の最東端の島・南鳥島

南鳥島は約1億年前から数千万年前の火山活動によってできた海山の山頂部分が海面に姿を現したもの。形状は一辺が約2キロメートルの正三角形に近く、周囲をサンゴ礁に囲まれている。水面下の山の高さは5000メートル、裾野の直径は50キロメートルほどで、首都圏と同じくらいの面積がある。

日本列島は4つのプレートの境界線上にあるため、歴史上何度も巨大地震に襲われてきたが、列島からはるか南東にある南鳥島は太平洋プレート上のプレート境界からも遠く離れた位置にあり、目立った活断層もないことから、日本の領土では最も安定した岩盤上にあるとされる。

【南鳥島をめぐる近年の出来事】

2012年6月 東京大学などの研究チームがレアアース鉱床を南鳥島周辺の海底で発見

2016年8月 海洋研究開発機構、千葉工業大学、東京大学などの研究チームが南鳥島南東沖の深海底にレアメタルを含む球状の岩石「マンガンノジュール」が密集しているのを発見

2026年2月 海洋研究開発機構(JAMSTEC)の探査船「ちきゅう」が南鳥島沖で水深約5700メートルの海底からレアアースを含む泥の回収に成功

2026年3月 原子力発電所から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場について、経済産業省が南鳥島での文献調査を東京都小笠原村に申し入れ

【資料】

バナー写真:上空から見た日本最東端の島「南鳥島」 (2012年11月21日撮影、時事)

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