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クマ出没件数、25年度は5万件突破―環境省集計 : 人身被害も過去最悪に

環境・自然・生物 社会

山は餌不足、人里においしいものがあると知ってしまったクマが、また翌年も人里へと降りてくるのだろうか。2026年度に入ってからも、既に人身被害の報告が相次いでいる。

環境省のまとめで、2025年度のツキノワグマの出没件数が全国で5万776件(速報値)となった。24年度の2万513件から一挙に2.5倍に急増、記録が残る09年度以降の最多を記録した。餌となるドングリなどの凶作でクマの出没が増えたとみられている。

ツキノワグマが生息していない北海道と九州7県、沖縄県を除いた都府県別の出没件数トップ5は以下の通りで、東北地方を中心に増加した。

  • 秋田県 1万3592件
  • 岩手県 9739件
  • 宮城県 3559件
  • 新潟県 3528件
  • 青森県 3334件

クマの出没件数(年度別)

クマ類による人身被害は2025年度は216件発生。被害人数は238人で、うち死亡者は13人といずれも過去最悪。26年度に入ってからも、4月に岩手県紫波町の山あいでクマに襲われたとみられる女性の遺体が発見されたほか、5月には岩手県八幡平市、山形県酒田市で山菜採りをしていてクマに襲われたとみられる遺体が発見された。

クマによる人身被害件数

【資料】

バナー写真:長野県飯田市に出没したツキノワグマ(時事、2025年4月撮影)

クマ アーバンベア