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超高齢化社会 : 死因「老衰」が「心疾患」に迫る―人口動態統計

健康・医療 社会

超高齢化社会でご長寿の人が増えても、永遠に生きられるわけではない。無理な延命治療よりも、穏やかに静かに最期を迎えたい ― 時代とともに死の受け入れ方も変わってきている。

厚生労働省が発表した人口動態統計(概数)で、2025年に死亡した人は158万9489人。戦後最多だった24年の160万5378人からは1万5889人減少したものの、依然として高水準だ。

死亡数を死因順位別にみると、「がん」が37万8812人(死亡率=人口10万人当たりの死亡者数317.3)でトップ。心疾患(高血圧性を除く)22万447人(同184.7)、老衰21万4711人(同179.9)、脳血管疾患10万355人(同 84.1)が続いた。

主な死因別に見た死亡率

主な死因別の死亡率の年次推移をみると、がんが1981年以降の死因順位第1位をキープ。25年の全死亡者に占める割合は23.8%で、ほぼ4人に1人ががんで死亡していることになる。

心疾患(高血圧性を除く)は、1985年に脳血管疾患に代わり第2位となり、25年は全死亡者に占める割合は13.9%。老衰は、戦後は低下傾向が続いたが、2001年以降増加に転じ、2018年に脳血管疾患に代わって第3位となり、25年は全死亡者に占める割合は 13.5%となった。

老衰死の増加の最大の要因は、高齢化が進行し、80歳以上の人が総人口の1割を占めるようになっていること。さらに、介護保険制度の導入以降、在宅医療や介護施設での看取りが増え、病院のような延命治療はせず、静かに息を引き取ることを「大往生」として受け入れるムードが醸成されていることも影響している。

主な死因別の死亡率(人口10万対)の推移

【資料】

バナー写真 : PIXTA

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