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円相場 : 39年半ぶりの安値に迫る―1ドル162円を意識した攻防

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162円を割り込まなくとも、既に歴史的な円安水準。輸入品は値上がりするし、海外旅行へのハードルも高まるばかり。

外国為替市場で162円をめぐる攻防が続いている。中東情勢の悪化以降、「有事のドル買い」の影響を受け、円は1ドル160円台まで値下がり。4月下旬から5月にかけて政府・日銀は過去最大規模の11.7兆円の円買い介入を実施し、円相場は一時155円台まで戻した。

しかし、その効果は長続きせず、ジリジリと円安方向に押し戻され、6月22日には一時、1ドル161円93銭を付け、1986年12月以来、約39年半ぶりの円安水準に迫った。これを受けて、片山さつき財務相と米ベセント財務長官がオンライン会談したことが報じられると、円買い介入への警戒感が広がったものの、ドル高圧力は強く、86年の水準付近での神経質な展開が続く。

為替相場(ドル円)の推移(2024年1月~2026年6月)

片山財務相は、折に触れ「投機的な動きには断固とした措置を取る」とけん制するが、米国で利上げ観測が台頭、日米金利差は縮まらないとの思惑から円安方向の圧力がかかっている。介入で一時的に下落を抑えることはできても、本格的なトレンドの転換は難しく、円安基調が続くとみられている。

為替相場(ドル円)の推移(1980~2026年)

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