介護に必要なお金2300万円、備えてない人が6割―ライフルシニア : 都内にこだわらなければ圧縮可能に
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迫る介護に「備えていない」6割
世界有数の長寿国・日本。「寿」の文字が当てられるが、現役引退後の長い人生の生活費・介護費用などお金の悩みは尽きない。
老人ホーム・介護施設検索サイト「LIFULL 介護」を運営するライフルシニア(東京・千代田区)が、「要介護状態で自宅で1年過ごし、有料老人ホームに5年入居する」想定で試算したところ、一人当たりにかかる介護費用は総額で2295.6万円だった。
ライフルシニアでは、将来の自らの介護について意識し始める「50~60代」304人と、いずれ親の介護を考えなければならない「30~40代」317人を対象に、6月初旬に介護費用に関する意識調査を実施。
50~60代の人に「自身の介護に必要と思う額」を聞くと、「分からない」が42.1%と最多。さらに、実際の備えについては、「備えていない」が約56.2%と過半数だった。試算必要額約2300万円と同等かそれ以上備えている、「2000万円以上」と回答した人は6.2%にとどまった。
その一方で、介護費用の子からの支援については、「あまり望まない」38.2%、「全く望まない」46.1%を合わせて8割を超える親世代が支援を望んでいないことが明らかになった。しかし、十分な備えがないまま介護が必要になった場合、その補てんを子が負担するケースは珍しくない。ライフルシニアでは「双方の負担を解消するためには、早期の話し合いと、費用を抑えるための情報収集が必要」としている。
都心部や駅前の施設は利便性が高い反面、地価の影響で入居時費用や月額費用が高額になりがちだ。希望するエリアから少し離れた郊外や近隣の自治体まで視野を広げて探すと、費用を大幅に抑えられるケースがある。
「LIFULL介護」掲載の費用相場を見ると、東京だけでなく神奈川、千葉、埼玉を選択肢に入れることで費用を抑えられることが分かる。例えば埼玉は、東京都と比較して、入居時費用相場が▲620万円、月額費用相場が▲7.4万円となっている。
【資料】
- 老人ホーム検索サイト<LIFULL 介護>「介護費用の認識調査と施設入居費用の抑え方」
バナー写真:フォトAC

