レジャー施設の2割がチケット値上げ―帝国データ : フリーパス5000円超え、変動料金導入進む
経済・ビジネス 暮らし 旅
猛暑の中、小さな子ども連れでレジャー施設の順番待ちは親にも子にも過酷。お金で解決できるならば…と待ち時間短縮のためのファストパスを購入する人が多い。
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人件費、電気代の値上がりを転嫁
帝国データバンクの調査で、国内190の主要レジャー施設(遊園地・テーマパーク / 水族館 / 動物園)のうち、全体の26%にあたる50施設で2026年に入場料などのチケット料金の値上げが判明した。人件費の増加分や電気代の転嫁などが要因。前年の71施設からは3割減少したものの、依然として値上げ圧力がかかっている。
施設ジャンル別に一般券の平均が最も高いのは「水族館」2202円で、「遊園地・テーマパーク」1728円、「動物園」1473円だった。水族館は餌代などの飼育コストに加え、水質維持などにエネルギーコストの影響を受けやすいため。
2026年のレジャー施設全体の入場料平均価格は前年から4.2%アップの1768円。入場料とアトラクション乗り放題等がセットとなった「フリーパス」の平均価格は同3.2%アップの5033円となり、初めて5000円を超えた。
一般的な入場料とフリーパスの平均価格差は2022年の2571円(2.7倍)から26年には3265円(2.8倍)となった。集客力の高い一部のテーマパークや水族館などを中心に、ゴールデンウイークや夏休みなどのハイシーズンに料金を引き上げる変動料金制(ダイナミックプライシング)の導入が進んでいる。
帝国データバンクは、「物価上昇のペースに賃上げが追いつかず家計の実質的な購買力が低下している現状では、大幅な価格改定が来場者の減少を招くリスクも顕在化しつつある」と指摘、コアなファンや既存顧客のリピート率が低下するといった動きもみられるという。そのため、「一律的な値上げではなく、付加価値の高いチケット種別の拡充や変動料金制、訪日外国人向け料金の導入など、価格戦略が問われる局面に突入する」としている。
【資料】
- 帝国データバンク「2026年『主要レジャー施設(テーマパーク)』価格調査」
バナー写真:PIXTA

