物価高でレジャーは節約志向?:夏休みの予算5年ぶりに減少―明治安田生命調査
経済・ビジネス 社会
明治安田生命が毎年実施している「夏に関するアンケート調査」で、夏休みの予算が5年ぶりに減少するという結果が出た。中東情勢の緊迫化に伴う物価高の影響で、節約志向が鮮明になった。
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平均8万5000円、前年比約2万円減
調査は20代から50代の1120人を対象に、6月にインターネットで実施した。
今年の夏休み予算の平均額は、8万5145円。過去最高を記録した昨年と比べ、18.8%(1万9756円)も減少した。減少は5年ぶり。予算を「昨年より増やす」と回答した人は12.3%だったのに対し、「減らす」とした人は20.7%に上った。予算を減らす理由のトップは「物価高で家計が苦しいため」(66.8%)、予算を増やす理由の上位は「旅行に行くため」(71.7%)、「子どもの経験のため」(17.4%)などだった。
物価高と暑さで「外出しない」が増加
夏休みに「外出する」人は58.4%(昨年調査は64.7%)、「外出しない」人は41.6%(同35.3%)と、巣ごもり傾向が強まった結果に。外出しない理由の上位は「暑いから」(41.8%)、「物価が高騰しているから」(40.6%)となった。
外出する人の過ごし方は「国内旅行」(57.6%)がトップ。「海外旅行」は6.4%で、昨年の13.5%から半減した。国内または海外旅行に行く人に昨年との違いを聞いたところ、物価高の影響を受けて「近くに行く」「お土産を減らす」「宿のグレードを下げる」「日数を減らす」人がそれぞれ増加した。
明治安田総合研究所の森田幸大・主任エコノミストは、「多くの人に見られるのが根強い節約志向。統計上では、『実質賃金は5カ月連続でのプラス』という明るい材料もみられるが、多くの家庭ではこの恩恵を実感できていないのが実情ではないか」「一方で、価値ある体験にはお金を惜しまない層も少なくない。予算を増やす人の中では『子どもの経験のため』との回答が大きく順位を上げた」と分析している。
【資料】
- 明治安田生命「夏に関するアンケート調査」
バナー写真:PIXTA

