都市鉄道混雑率:東京圏は前年比4ポイント増の143%―25年度 まだコロナ前よりは低水準
経済・ビジネス 社会
国土交通省がこのほど公表した調査結果によると、2025年度の東京圏鉄道混雑率は4ポイント上昇。しかしコロナ禍前と比べると、まだ低水準にとどまっている。
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同省によると、朝のラッシュピーク時における平均混雑率は東京圏143%(前年より4ポイント増)、大阪圏117%(同1ポイント増)、名古屋圏126%(同増減なし)だった。コロナ禍で2020年度に大きく低下した後、21年度はほぼ横ばいで、22年度から上昇基調となっている。
下の図は、東京圏(主要31区間)の混雑率と輸送力の推移を示すグラフ。コロナ前の1990年代の混雑率は160%台だったが、現在はそれより20ポイント前後低くなっている。
143%の混雑率というのは、定員乗車(座席につくか、つり革につかまるか、ドア付近の柱につかまることができる状態)の約4割増しで、隣の乗客と肩がふれあうことはほぼない水準だ。
日比谷線、埼京線、総武線快速など160%超す
下のグラフは、東京圏でかつて朝のラッシュがひどかった主な区間と、その混雑率の推移を表している。
25年度の混雑率は前年度比で3ポイント~10ポイント増加したものの、コロナ禍以前に比べると、かなりの低水準にある。
公表データで混雑率のワースト1位は日暮里・舎人ライナー(東京都新交通システム)の赤土小学校前~西日暮里間で176%(前年度比1ポイント減)。次いで西日本鉄道貝塚線の名島~貝塚間169%(同5ポイント増)、JR埼京線の板橋~池袋間167%(同4ポイント増)、東京メトロ日比谷線の三ノ輪~入谷間163%、同東西線の木場~門前仲町間160%、JR総武線快速の新小岩~錦糸町間160%など。設備の制約などで輸送量増強が難しい路線では、混雑率が高止まりするケースもある。
【資料】
バナー写真:PIXTA

