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eスポーツや総合格闘技も:愛知・名古屋アジア大会 独自競技を紹介

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アジア最大のスポーツの祭典・アジア大会では、五輪ではなじみが薄い競技に出会える。各地の伝統に基づくものから、世界で人気を広げる新興スポーツ、デジタル技術を取り入れた新分野まで、顔ぶれは多彩。19日開幕の愛知・名古屋大会で楽しめる競技を紹介する。

アジア各地域の伝統・独自競技

アジア大会の特徴のひとつとして、各地域のスポーツ文化を映す競技がある。愛知・名古屋大会では、アジア・オリンピック評議会(OCA)が区分する5地域の普及状況を考慮して、東アジアの武術太極拳、東南アジアのセパタクロー、南アジアのカバディ、西アジアの柔術、中央アジアのクラッシュがそれぞれ選ばれた。

セパタクローは「足を使うバレーボール」と称される。ボールは直径14センチで、バドミントンと同じ大きさのコートを使う。カバディはインドでの狩りが起源とされるスポーツで、日本の「鬼ごっこ」にも似ている。

前回の杭州アジア大会のカバディ=2023年10月(Han Haidan/China News Service/VC、ロイター)
前回の杭州アジア大会のカバディ=2023年10月(Han Haidan/China News Service/VC、ロイター)

東南アジア競技大会のセパタクロ-=2025年12月、タイ・ナコンパトム(Teera Noisakran/Sipa USA、ロイターズコネクト)
東南アジア競技大会のセパタクロ-=2025年12月、タイ・ナコンパトム(Teera Noisakran/Sipa USA、ロイターズコネクト)

格闘系競技、地域色豊か

地域色豊かな格闘系が多いのも見どころだ。今回は地域枠で採用された柔術、クラッシュのほか総合格闘技(MMA)の3種目をコンバットスポーツとして行う。柔術は日本の古武道をルーツで世界各地に広まり、特に西アジアで盛ん。日本はアジア大会初出場になる。クラッシュは中央アジアに古くから伝わり、立ち姿勢からの投げ技で勝敗を決するシンプルなルールだ。MMAは打撃や投げ、グラップリング、寝技などさまざまな格闘技の要素が融合しており、JOC資料によると日本発祥として知られる。アジア大会では初実施で、道着着用の「トラディショナル」と、ショーツとラッシュガードを着用した「モダン」の2形式を行う。

ワールドゲームズ中国・成都大会での柔術=2025年8月(ロイター)
ワールドゲームズ中国・成都大会での柔術=2025年8月(ロイター)

東南アジア大会のクラッシュ=2019年12月、フィリピン・サンフェルナンド(ロイター)
東南アジア大会のクラッシュ=2019年12月、フィリピン・サンフェルナンド(ロイター)

愛知・名古屋アジア大会に向けた総合格闘技・男子の日本国内選考会=2025年12月、東京・駒沢体育館(共同)
愛知・名古屋アジア大会に向けた総合格闘技・男子の日本国内選考会=2025年12月、東京・駒沢体育館(共同)

コンバットスポーツとは別に、地域枠で選ばれた武術太極拳は、「套路(とうろ)」という形の演武と「散打(さんだ)」という対戦形式の2部門で競う。空手は沖縄の武術を起源とし、世界中に広がった。仮想の敵に対する技の演武「形(かた)」と2人の選手が攻め合う「組手(くみて)」がある。五輪競技の柔道やテコンドーも実施する。

世界武術選手権の女子太極拳=2017年10月、ロシア・カザニ(時事、日本武術太極拳連盟提供)
世界武術選手権の女子太極拳=2017年10月、ロシア・カザニ(時事、日本武術太極拳連盟提供)

杭州アジア大会の空手・男子形団体決勝、日本の演武=2023年10月、中国・杭州(時事)
杭州アジア大会の空手・男子形団体決勝、日本の演武=2023年10月、中国・杭州(時事)

デジタル技術活用、五輪外れた人気競技も

デジタル技術を活用した競技も広がっている。eスポーツは2018年大会の公開競技を経て、23年大会で正式なメダル競技になり30の国・地域から473選手が参加した。愛知・名古屋大会では『リーグ・オブ・レジェンド』『ポケモンユナイト』『ぷよぷよ』など11種目(13タイトル)でメダルを争う。

杭州アジア大会でのeスポーツ会場=2023年9月(AFP=時事)
杭州アジア大会でのeスポーツ会場=2023年9月(AFP=時事)

テコンドーではバーチャル形式を取り入れた。選手はVRヘッドセットとモーショントラック機器を付け、身体に合わせて動く映像上の分身(アバター)を動かして戦う。男女混合の個人戦で、選手同士が直接接触せずに攻防を競う新しい形だ。

世界テコンドーバーチャル選手権大会=2024年11月、シンガポール(ロイター)
世界テコンドーバーチャル選手権大会=2024年11月、シンガポール(ロイター)

28年ロサンゼルス五輪で復活する野球・ソフトボールやラクロス、24年パリ五輪で正式種目だったがロス五輪では外れるブレイキン、テニスとスカッシュを融合させたようなラケットスポーツのパデル、湾曲した専用台を使いサッカーのように足や頭でボールを打ち返すアクロバットなテックボールなども行われる。

テックボール・ワールドシリーズ北京=2025年9月(VCG/VCG、ロイターズコネクト)
テックボール・ワールドシリーズ北京=2025年9月(VCG/VCG、ロイターズコネクト)

香港のパデル大会で競技する選手=2026年3月(SCMP、ロイターズコネクト)
香港のパデル大会で競技する選手=2026年3月(SCMP、ロイターズコネクト)

【資料】

バナー写真:愛知・名古屋アジア大会で初実施される総合格闘技(提供:一般社団法人ジャパンAMMA協会、PHOTO : AMMA / JAMMA)

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