暮らし変わる10月 : 負担増多くて気の重い秋
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106万円の壁撤廃
厚生年金や健康保険に加入する際の賃金要件である、いわゆる “106万円の壁” が撤廃される。現状では「従業員数51人以上」とされている企業規模要件は27年10月から段階的に撤廃されるため、週20時間以上働く全ての人に社会保険が適用されるようになる。
1歳未満の子を育てる自営業者に国民年金保険料免除
自営業者やフリーランスなどの子育て支援策として、厚生労働省は、子どもが1歳になるまでの間、両親の国民年金保険料を免除する。父親は子どもが生まれてから12カ月、母親は産前の1カ月を含む13カ月間、保険料が全額、免除される。
ビールは値下げ、発泡酒・第3のビールは値上げ
2017年度から段階的に進められてきたビール系飲料の税率見直しの最終段階として、ビール、発泡酒、第3のビールの酒税が350ミリリットル当たり54.25円に一本化される。
ビールは9円の減税、発泡酒・第3のビールは約7円増税。原料や製法の違いによる税負担の格差を見直し、公平な競争環境を整えるのが狙い。チューハイやサワーなども7円増税され、日本酒やワインと同じ35円に引き上げられる。
加熱式たばこ値上げ
日本たばこ産業(JT)の加熱式たばこ「プルーム」用スティック全31銘柄が40円値上げ。加熱式たばこと紙巻たばこの税負担の差を解消するための増税に伴うもの。フィリップ・モリス・インターナショナルも「アイコス」用のスティックを20~30円値上げ。。
電気・ガス料金補助終了
政府による夏季の電気・ガス料金の補助が9月で終了、10月使用分(料金の請求は1〜2カ月後となる)から補助がなくなり、消費者にとっては実質値上げ。一般家庭向けの電気料金の補助額は1キロワット時当たり7月と9月の使用分が3.5円、8月が4.5円。ガス代の補助額は、1立方メートル当たりで7月と9月が14円、8月は18円だった。
首都高速値上げ
普通車の1キロメートルあたりの料金は現行の29.52円から約3円の引き上げとなり、新料金は32.472円。普通車の上限料金は現行の1950円から2130円へ180円上がる。平均改定率は8.1%。
ゆうパック値上げ
日本郵便が「ゆうパック」の基本運賃を10月から平均10%引き上げる。60サイズ(3辺の合計が60センチメートル以下)の荷物を関東から近畿に送る場合、990円から1090円に値上がりする。人件費などのコスト上昇を転嫁する。
カスハラ対策義務化
客や取引先による理不尽な要求や迷惑行為などのカスタマーハラスメントから労働者を守るため、全ての企業や自治体に対策を義務付ける。
【資料】
- 厚生労働省「年収の壁への対応」
- 日本年金機構「国民年金保険料の育児免除制度」
- 財務省「酒税に関する資料」
- 財務省「たばこ税等に関する資料」
- 首都高速道路「首都高は料金を改定します」
- 日本郵便「ゆうパックおよびゆうパケットの基本運賃などの改定」
- 政府広報オンライン「カスハラとは?」
バナー写真 : フォトAC