先生の8割が1日10時間超の勤務―小学館調査 : 会議、保護者対応で休み時間も取れない
仕事・労働 教育 社会
長時間勤務、休憩時間なし、保護者からのクレーム対応……。燃え尽きてしまいそうな職場でも頑張ってしまう「先生」という仕事。子どもたちの笑顔と成長が心の支えだ。
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長時間勤務、休憩もほとんどなし
小学館(東京都千代田区)が運営する教員向けウェブ媒体「みんなの教育技術」が2026年5~7月にかけて実施したアンケート調査(有効回答2672人、うち2560人は現役教員)で、8割が1日の平均的な勤務時間が10時間以上と回答。4人に1人は12時間を超えて勤務していることが分かった。平均値は11.05時間で、法定の勤務時間(1日8時間)超えが常態化している。
休憩時間を「ほとんどとれない」が全体の64.6%。これに「15分未満」を加えると、回答者の85%近くの人がまともな休憩を取れていないことになる。労働基準法では1日8時間以上の勤務で60分以上の休憩が必要となるが、実際に60分以上取れているのは0.2%にとどまった。
「子どもがいる時間は子どもから目を離せない」「隙間時間や放課後も会議や保護者対応に追われ、自分でコントロールできる時間がない」といった切実なコメントが寄せられた。
約半数が週3日以上の持ち帰り残業を余儀なくされている実態も明らかになった。このうち「ほとんど毎日」が34.6%で最多。「とにかく業務量が多く、とても終えられる量ではないのに、残業時間を減らすように求められる」「県の教育委員会から働き方改革が進み、教員の残業時間削減に効果が出ていて喜ばしいという謎の称賛が耳に届く」といった、現場の実態が理解されていないことに対する不満の声もあった。
さらに9割近くが休日にも業務が発生しており、休日仕事が月に3~4日以上ある人が6割以上だった。
そんなブラック職場でも教員を続けているのは、「子どもの成長」「子どもの笑顔や楽しそうな姿」に喜びとやりがいを感じているからとの回答が約7割だった。
【資料】
- みんなの教育技術「教員の勤務実態に関するアンケート」
バナー写真:PIXTA


