ひなまつりの祝い方
文化 歴史
3月3日は、女の子の健やかな成長と幸せを祈る「ひなまつり」。ひな人形を飾り、ひなあられやちらしずしを食べる。季節の花にちなんで「桃の節句」ともいわれる。
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ひな人形の飾りつけ
ひなまつりの日が近づくと、女の子がいる家庭では、ひな人形を飾る。ひな人形は平安時代(8世紀末~12世紀末)の皇族や貴族の結婚式を模したものといわれ、女の子の幸せな結婚を願う意味もあるという。
家庭用のひな人形は、新郎新婦にあたる「お内裏(だいり)さま」の一対を飾る「親王飾り」から、侍女の「三人官女」、能の楽隊「五人囃子(ばやし)」など計15体の人形と婚礼道具や乗り物などを飾る「七段飾り」まで、さまざまなタイプがある。近年は、マンションなどの狭いスペースでも飾れるガラスケース入りのコンパクトな人形も人気だ。さいたま市は日本最大の人形の生産地として知られる。
ひなまつりを祝う食べ物
ひなまつりの定番メニューとして、ひし餅、白酒、ひなあられ、ハマグリの吸いものがよく知られている。
- ひし餅:上から生命をあらわす桃色、雪の白、木の芽の緑の3色の餅を重ねたひし形の餅。(色の意味には諸説ある)
- 白酒:もち米や米こうじで作った酒。白く濁っていて甘みが強い。子どもには甘酒を代用する。
- ひなあられ:ひな人形と一緒に飾ることもある米の菓子。関東はお米の形の甘いもので、関西はもち米を原料にした丸いものが主流。
- ハマグリの吸い物:対の貝殻がぴたりと重なるハマグリは夫婦円満の象徴とされており、女の子の幸せな結婚を願って食べる。
このほか、エビやレンコンなど縁起のよい食材を使ったちらしずしもひなまつりの食卓に並ぶことが多い。
ひなまつりの由来
3月3日は、古代から日本の宮廷で季節の変わり目を祝う日とされた「五節句」の一つで「上巳(じょうし)の節句」(別名:桃の節句)。古代中国では、桃は魔よけの効果があるといわれ、3月3日に身を清める習慣があった。それが日本に伝わり、身代わりの人形にけがれを移して流すようになった。地域によっては、「流し雛(びな)」として人形を川に流す風習が残っている。一方、平安時代の上流階級の女の子の間で「ひいなあそび」と呼ばれる人形遊びが流行した。この2つが結びついて現代まで続くひなまつりとなった。
バナー写真:PIXTA


