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映画『VORTEX ヴォルテックス』:鬼才ギャスパー・ノエが欧州映画界のレジェンドを起用して描いた〈老いと終息〉

Cinema

個性派ぞろいのフランス映画界でもひときわ異彩を放つ監督、ギャスパー・ノエ。最新作はこれまでの過激な作風と打って変わり、老夫婦の暮らしを二分割の画面でドキュメンタリー風にひたすら追う、静けさに満ちた異色作となった。来日した監督に話を聞いた。

ギャスパー・ノエ Gaspar NOÉ

1963 年、アルゼンチン・ブエノスアイレス生まれ。76 年に一家でフランスに移住。中編映画『カルネ』(91)、その続編となる初長編映画『カノン』(98)がカンヌ国際映画祭の批評家週間部門で受賞。続く『アレックス』(2002)は、暴力描写で賛否を呼び起こすもフランスで大ヒットを記録。そのほか、東京を舞台にしたサイケデリックな輪廻転生物語『エンター・ザ・ボイド』(09)、メランコリックなラブストーリーとハードな性描写の『LOVE 3D』(15)、誤って LSD を摂取したダンサーたちの精神崩壊を描いた『CLIMAX クライマックス』(18)などで、鬼才ぶりを発揮。本作『VORTEX ヴォルテックス』は、第74回カンヌ国際映画祭でワールドプレミア上映された。

1991年に40分の中編『カルネ』で世に知られることになったギャスパー・ノエ。その続編として挑んだ初の長編『カノン』(98)は、完成までに5年を要したが、カンヌほか数々の国際映画祭で賞に輝く。映画が終盤にさしかかる頃、「注意」の文字で場面が中断し、「退席するなら今から30秒以内にどうぞ」と警告を出すなど、挑発心に満ちた演出で観客を驚かせた。

その後もノエは、新作を発表するたびに、まさに「鬼才」と呼ぶにふさわしい実験的な手法を試み、観客に新しい映像体験をもたらしてきた。ただし長編に限っていえば、2018年の『CLIMAX クライマックス』 まで20年間で5本と寡作だ。性と暴力の過激な描写が共通する特徴だった。

夫婦が一緒にいながら分断されるとき

映画『VORTEX ヴォルテックス』。スプリットスクリーンで映し出される夫婦(左:フランソワーズ・ルブラン、右:ダリオ・アルジェント)© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
映画『VORTEX ヴォルテックス』。スプリットスクリーンで映し出される夫婦(左:フランソワーズ・ルブラン、右:ダリオ・アルジェント)© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA

最新の6作目『VORTEX ヴォルテックス』にはそれが一切ない。長年連れ添った高齢の夫婦が屋根裏のアパートで暮らす様子をゆっくり淡々と追っていく。元精神科医の妻はアルツハイマー型認知症にかかっており、時折ふらりと家を出ては街を徘徊してしまう。夫は映画批評家で、心臓に不安を抱えながらも、執筆を続けている。

この映画の最大の特徴は、画面を二分割した「スプリットスクリーン」だ。ノエが過去の作品でも部分的に使ったことのある手法だが、本作ではほぼ全編に用いている。

© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
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2つのカメラが夫婦それぞれを追って、狭いアパートの中を動き回り、時おり外の世界へと出ていったり、両親を訪ねに来る息子と幼い孫をとらえたりする。観客はそれを左右に分割された画面で同時に追いながら、夫婦に迫る人生の終焉を見届けることになる。この手法を用いた理由について監督はこう話す。

「2人が同じ空間にいながら別々の次元にいる、という現実を見せるための概念的な方法でした。概念的とはいえ、難解なコンセプトではなく、誰が見ても明快なところが気に入りました。もはや心の通わなくなった2人の人間の孤独を描く上で、誰の心にも実感させられる見せ方だと思ったのです」

コロナ禍で向き合った生と死

これまでの過激さとは様相をがらりと変えながら、死という究極の暴力が静かに、不気味に迫る。そこには間違いなくノエの持ち味が発揮されている。なぜこのような映画を撮る気になったか、監督はこう振り返る。

「10年ほど前に亡くなった私の母がアルツハイマーにかかっていました。母と一緒に過ごした経験に着想を得ています。当時の私はたくさん涙を流しました。そして映画を撮る前の年(2020年)、コロナ禍で外出が制限されていた半年間に、身近な人を3人亡くしました。そのたびに私は深く悲しみ、老いや死をテーマに映画を撮りたいという以前からの思いを強めていったのです」

高齢の両親と離れ、幼い子どもを育てる元ヘロイン中毒の息子をアレックス・ルッツが演じる © 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
高齢の両親と離れ、幼い子どもを育てる元ヘロイン中毒の息子をアレックス・ルッツが演じる © 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA

3人とは、『カルネ』と『カノン』で主役を演じたフィリップ・ナオン、映画学校を出て間もないノエがアシスタントに付いた映画監督のフェルナンド・E ・ソラナス、そしてノエの公私にわたるパートナーであるルシール・アザリロヴィックの父だった。いずれもノエのキャリアのスタートに重要な関わりを持つ人物で、彼にとっては父親に近い存在だったろう。

その喪失感とともに、この映画の成り立ちに大きく影響しているのが、長期にわたって人々を家に閉じ込めたコロナ禍だ。ノエはその数カ月前に脳出血で倒れたこともあって、外出禁止の期間を静養と思索に充てた。これまで観る機会を逃していた日本の古典的名作の数々を鑑賞し、多くのインスピレーションを受けたという。

「溝口(健二)はほとんど知らなかったのですが、一気に30作くらい観ました。それから、成瀬(巳喜男)、木下(惠介)。メロドラマと呼ばれる形式をとりつつ、深く人間性に踏み込んだ実存的な叙事詩です。人生の残酷さを見つめながら、人間存在への畏敬が込められています」

映画ファンが震えるキャスティング

ほぼアパートの中だけで繰り広げられる物語そのものも、コロナ禍ならではの産物と言っていい。

「撮影の方法は、プロデューサーのアイディアでした。ロックダウンの間、街で撮影はできないし、出演者の数にも限りがある。それで、年老いた夫婦、その息子と孫を登場人物にして、家の中だけで撮ろうと考えました」

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実際は、ほかにも人物や場所が登場することにはなるが、この発想を起点に脚本が書かれた。ノエは2021年の正月にアルゼンチンの父を訪ねた後、パリに戻って2月には脚本を仕上げたという。

「私は脚本を書くのに時間をかけません。脚本といっても10ページほどの簡素なもので、ストーリーの展開までは決めますが、セリフは書きません。執筆中に母の役で思い浮かべたのがフランソワーズ・ルブランです。私はずっと前から、彼女が出演した『ママと娼婦』という映画にとりつかれていました」

© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
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フランス映画『ママと娼婦』(1973)は、42歳で早世したジャン・ユスターシュ監督が35歳のときに撮った長編劇映画第1作で、220分という長尺の作品。この映画で一躍有名になったフランソワーズ・ルブランが12分にも及ぶ長セリフをノーカットで独白するシーンは、映画史に残る名場面として記憶されている。

ルブランはその後も女優として着実にキャリアを積み、70代後半になっても映画に出続けている。彼女に出演を依頼すると、役に興味はあるが、相手役が誰か知らずにOKはできないと言われたという。

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夫役としてノエの頭にあったのは、映画ファンがあっと驚く名前だ。

「俳優ではありませんが、ダリオ・アルジェントが思いつきました。ヨーロッパにいる知り合いの映画人で、私が最も親しみを抱き、なおかつカリスマ性のある人物です。彼とは20年以上前から友人でした」

『サスペリア』で知られるイタリアのホラー映画の巨匠。自分は俳優じゃないと渋る相手を、セリフはおぼえなくて大丈夫、即興で好きなように話してくれればいいと説き伏せた。

こうしてまったく違うジャンルながらヨーロッパ映画界でキャリアを積んできた2人のレジェンドが顔を合わせる。お互いに名前すら知らなかったというのは驚きだが、もはや理解し合えなくなった夫婦の距離感が絶妙に醸し出されることになった。

© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
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「ダリオについては、映画批評家という役柄が実生活に近かった。フランソワーズは認知症の人と接した経験がなかったそうです。彼女にはドキュメンタリーや私が撮った母のビデオを観てもらいました。母を演じてもらうのではなく、まなざしとか、言葉を探す表情を参考にしてもらったのです。彼女は見事にやってのけました。アルツハイマーの方々をたくさん見てきた人が納得するほど、真に迫っていました」

人生の時間が詰まった部屋

夫婦役と同じくらい重要なのがロケーションだ。撮影場所となるアパートはキャスティングより前の3月に決まっていた。パリ北東部を流れるウルク運河沿いのスターリングラード駅付近。麻薬の売人や中毒患者がパリ市内で最も多い地区の1つだ。

© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
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「この界隈では、コロナ禍の外出禁止令が出てから麻薬中毒者が以前より増えて、さらに治安が悪化していました。映画では、年老いて生命力の弱った夫婦が、パリで最も危険な地区に暮らしている。そこが面白いと思ったんです」

空き部屋に3週間で物を詰め込み、生活感あふれる空間にしたという。ポランスキーの作品やジュネ&キャロの『ロスト・チルドレン』(1995)を担当し、ノエが「フランスで最も優れた美術監督」と太鼓判を押すジャン・ラバスの仕事だ。

© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
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「私の記憶にあったブエノスアイレスの実家や、両親の友人が暮らすパリのアパートも参考にしてもらいました。映画批評家の夫と、精神分析医の妻、左派の知識人の老夫婦が長年暮らした部屋に見えるようにするには、何を置いたらよいかを考え、仕上げていったのです。撮影の見学に来た人たちから、ここには誰が住んでいるのと尋ねられるほどでした(笑)」

こうして生き物のような存在感を得た空間で、撮影が繰り広げられた。撮影の朝、出演者たちとどんな場面にするかを話し合うと、リハーサルなしでカメラを回し、その場の即興でセリフを言ってもらう方法を取った。主演2人の年齢と自然光を考慮し、夕方には撮影を終えた。アパート内に編集室をしつらえ、同時進行で夜間に編集も行ったという。

© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
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「コロナ禍での撮影は、ストレスが多かった。みんながマスクを着けて、息苦しさを感じ、感染を怖れていました。そんな不穏な空気が、画面に表れているかもしれません。最後の方は、台所にあった果物が腐るのも放置していました。臭いがひどかったけど、わざとそうして耐えがたい雰囲気を作りました(笑)。経験したことのない重苦しい現場でした。私にとって、興奮や笑いのない映画は初めてだったのです」

© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
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こうして撮影は4月の中旬から5月の上旬まで25日間、予定の5日オーバーで完了した。映画はカンヌ映画祭で2021年7月16日にプレミア上映された。構想から完成までほぼ半年という異例のスピードで駆け抜けたことになる。この早撮りについても手本と考えるのは50-60年代の日本映画だ。

そんな風に撮られたのが想像しがたいほど、『VORTEX ヴォルテックス』には濃密な時間がゆっくりと流れている。ノエはあえて周到な準備をせずに即興で撮った映画であることを繰り返し強調するが、そうであるならなおさら、その直感と集中力に驚かずにはいられない。主人公に「人生は夢の中の夢」と語らせたギャスパー・ノエは、この浮遊する物語にどんな着地点を見つけたのだろうか。

© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
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「アルツハイマーになった母は非常に混乱し、眠ることができず、暴力的になっていました。彼女が陥った恐怖は、ドラッグの中毒よりひどいものでした。その姿を見て、これをテーマに映画を撮らなくてはと考えたのです。私たちは死について、忌避すべき悲劇であると考えます。しかし、母のような重い病の状態にあって、死とは解放であり、解決でした。この映画で私が表現したかったのは“終息”です。私が実際に母を看取った時を再現するようにして、死という安息の瞬間を撮ったのです」

インタビュー撮影=五十嵐一晴
取材・文=松本卓也(ニッポンドットコム)

© 2021 RECTANGLE PRODUCTIONS – GOODFELLAS – LES CINEMAS DE LA ZONE - KNM – ARTEMIS PRODUCTIONS – SRAB FILMS – LES FILMS VELVET – KALLOUCHE CINEMA
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作品情報

  • 監督・脚本:ギャスパー・ノエ
  • 出演:ダリオ・アルジェント、フランソワーズ・ルブラン、アレックス・ルッツ
  • 製作年:2021年
  • 製作国:フランス
  • 上映時間:148分
  • 提供:キングレコード、シンカ
  • 配給:シンカ
  • 公式サイト:https://synca.jp/vortex-movie/
  • ヒューマントラストシネマ渋谷、新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国公開中

予告編

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