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「大人のラヂオ」nippon.comコーナー、第20回「アラビア語版エディター、八山勇士が語るエジプト最新事情」がOAされました
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9月23日(金)にOAされたラジオNIKKEI「大人のラヂオ」nippon.comコーナー。第20回の放送はエジプト出身のアラビア語版エディター、八山勇士が出演。大きく変貌を遂げるエジプトの最新事情を語りました。
砂漠、スフィンクス、ピラミッド……そんなイメージの強いエジプトですが、カイロ、とりわけ「グレーター・カイロ」や「大カイロ」と呼ばれるカイロ都市圏は、人口2500万人とも言われる大都会。しかも人口増加で都市圏が拡大し続けています。
2020年に1億人を突破したエジプトの人口は、2030年には1億2000万人になると予想され、しかもコロナ禍で出生数が減った日本とは逆に、「外出制限の結果、出生数が激増している」(八山談)のだとか。
そんな「人口爆発」が国家の課題となるに伴い、一大プロジェクトが進められています。番組でも話題にのぼった「首都機能移転計画」は、総工費450億ドル(約5兆1000億円)、シンガポールの国土面積に匹敵するスマートシティを作るという壮大なスケール。また、世界最大規模の再生可能エネルギープロジェクトや、油田や天然ガス田開発などエネルギー分野への投資も積極的に行っています。
これらの政策の司令塔となっているシーシー大統領は、2016年の来日時に訪れた日本の公立小学校で生徒の規律の高さや協調性に感動。教室の清掃を自分達で行うことや日直制度などを取り入れた「日本式教育」を推進。両政府の間で「エジプト・日本教育パートナーシップ」も結ばれています。
その他にも、ピラミッド地区とカイロを結ぶ「地下鉄4号線プロジェクト」を日本の商社が受注していたり、まもなく開館予定の「大エジプト博物館」にJICA(国際協力機構)が技術協力していたりと日本との縁も深いエジプト。番組を聴いて、そのエネルギッシュな変貌ぶりを感じていただければと思います。

カイロの中心部から東に約50キロの地点にエジプトの首都機能が移転される。現在は工事中だが、このエリアがビジネスと金融の中心になる(2021年8月3日)AFP=時事
◆番組は現在もオンデマンドで聴取可能。放送に入りきらなかったエピソードも収録したロングバージョンがお聴きいただけます。
◆収録の様子はnippon.comの公式Instagramでもご覧いただけます。
バナー写真:「大人のラヂオ」nippon.comコーナー 2022年9月23日放送分収録時の様子。番組MCの一青妙(ひとと たえ)さん(右)と八山勇士(左)。撮影:nippon.com編集部