吉野の山の白いダイヤモンドは限りなく透き通る : 葛のお料理コレクション
食 文化
雑菌の繁殖しにくい凍てつく時期に、何度も何度も繰り返し精製する過程を「吉野晒し(よしのざらし)」と言う。そうして得られた真っ白い葛粉は「白いダイヤモンド」と珍重される。
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食材についての説明はこちら
→「葛(くず) : 「古事記」の時代から奈良吉野の名産―良質な水と冬の寒さが最高級品を生む」
葛切り
葛粉を水で溶かしてバットなどに薄く流し入れ、湯せんで熱するだけ。材料も工程もシンプル!できたてチュルチュル感は最高!
鍋物の具材に葛切りを加える際には、乾物を水戻ししてから使う
葛もち
透明でプルプルとした食感。葛切りと同じく黒蜜やきな粉をかけて。ちなみに、川崎大師土産などとして知られる関東の「久寿餅」とはまったく別物です!
ごま豆腐
弘法大師(空海)が約1200年前に開いた高野山で、精進料理の一つとして生まれたといわれる。生のごまの皮をはぎ、高野山の水と吉野葛を合わせてすり鉢で滑らかにすり、炊き上げる。
葛湯
葛粉をお湯で溶いてショウガやハチミツを加えれば身体の内側からポカポカと温かくなる。離乳食や嚥下(えんげ)食に「とろみ」をつけるために利用することも。
【資料】
- 奈良県 豊かな食と農の振興課「吉野本葛」
バナー写真 : PIXTA




