【動画】アイヌ文化振興拠点「ウポポイ」で内覧会:北海道白老町
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アイヌ文化の複合施設「民族共生象徴空間ウポポイ」。国が北海道白老町で整備を進める。新型コロナウイルスの影響で開業を見合わせている中、地元の住民に理解を深めてもらおうと町民向けの内覧会が行われた。展示品の一つは木製で全長6メートルの外洋船「イタオマチプ」。江戸時代に使われていたとみられる。施設の中核である国立アイヌ民族博物館には、このほか、食器など生活用具や工芸品、民族衣装、装飾を施したクマの剥製など、貴重な史料が約700点展示されている。国立民族共生公園の屋外ステージでは、伝統的な歌や舞踊なども披露される。
ウポポイとはアイヌ語で「大勢で歌う」を意味する。アイヌを先住民族と規定したアイヌ新法が2019年に施行されたのに合わせて、ポロト湖畔の豊かな自然を活用した体験型ミュージアムとして造られた。新型コロナウイルスの感染予防体制を整えたうえで、正式オープンを目指す。
映像:STV 札幌テレビ放送