【4K動画】1689(元禄2)年創業「日の丸醸造」の内蔵:秋田県横手市増田
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1689(元禄2)年創業の日の丸醸造は、「蔵の町」として知られる秋田県横手市増田地区で唯一の醸造元。日の丸醸造の文庫蔵は意匠や豪華で繊細な装飾がひときわ際だった内蔵だ。文庫蔵を含めて酒蔵全体が国の登録有形文化財に指定されている。
他家の蔵との違いも興味深い。1階の内部は、狭い間隔で立ち並ぶ柱や梁に漆が塗られ、柱間の塗込めの壁の白さを引き立たせ、レトロで気品ある雰囲気を醸し出す。
100年以上の年月を経たが、直したのは畳と障子だけで漆の輝きや漆喰(しっくい)は昔のままだという。
「2013(平成25)年に重要伝統的建造物群に指定され、注目を浴びて、にわかに観光地になった。活用と保存とどちらなのかと聞かれたら、まず保存ありきで、それから活用すべきだと思う。守るべきは内蔵で、まずは内蔵を守らないといくら景観をよくしてもこの町の魅力は半減してしまう。そのバランスが大切だ」と当主の佐藤譲治社長は語る。
映像:CNA秋田ケーブルテレビ『内蔵の街「増田」』より