【4K動画】2つの寺町、異なる魅力:金沢「寺町台」

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金沢の寺院が数多く立地する寺町台地区は、加賀藩統治期の建造物や地割が旧態を保持している。2012年、国の重要伝統的建造物群保存地区に指定された。2つのエリアで構成され、旧野田道沿いの「野田寺町」には江戸初期、加賀藩の仏寺行政に対応して城下の寺がまとまって移転。通りに面して寺の塀や山門、堂宇が整然と連なる。旧鶴来道沿いの「泉寺町」は、より長い期間を経て寺町を形成。町屋と寺が混在し、野田寺町とは景観を異にする。

同地区では1892(明治25)年に建てられた町家を活用して、宿泊施設が開業。店舗兼住宅の造作をそのまま生かし、1日1組限定で町家体験ができる。同じ通り沿いには、築150年の町屋を改装したギャラリーもオープン。古い町並みはそのままに、新たなまちづくりを模索する動きも出てきた。

映像:金沢ケーブル「なぜだか金澤~見つけて加賀・能登」より

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