【4K動画】先人の知恵に学び里山を生かす:石川・輪島 金蔵集落

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石川県の能登半島の山あいには、山林に囲まれた美しい集落が散在する。平坦な土地の少ない厳しい条件を村民の助け合いで乗り越えた。努力の成果が山村の景観を生む。輪島市の金蔵(かなくら)地区も、そのような集落の一つ。奥能登で有数の米どころとして知られた。中世から寺院を誘致し、仏に米を供えるとして厳しい年貢の取り立てを免れるとともに、他地域からの檀家を呼び込み、寺を中心に栄えた。点在する寺院は、棚田やため池とともに、世界農業遺産に認定された里山を形づくる。地区は「にほんの里100選」にも選ばれている。

近年は人口が減少するものの、金蔵は先人の知恵を活用する。金沢大学の学生・研究者を呼び込み、フィールドワークに地域ぐるみで協力。エコツーリズムにも取り組み、人口150人の同地区に年8千人の観光客が来訪するという。

映像:金沢ケーブル「なぜだか金澤~見つけて加賀・能登」より

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