【4K動画】金沢城に危急を知らせる高岸寺(こうがんじ)の鐘は一度も鳴ったことがない:石川県金沢市

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江戸時代、金沢では城下に点在していた寺社を3カ所に移転・配置した。その中で、寺町寺院群は最も規模が大きく、約70もの寺社が集まる。

寺町寺院群の中でも、道路から見える高岸寺の全景はひときわ風格を感じさせる。目を引くのは高い屋根の三角の面に施された立派な彫刻だ。

高岸寺は金沢城を守るための寺で、以前は鐘楼から金沢城が見渡せ、非常時には、鐘の音で危急を城に知らせる役目があった。しかし実際には、高岸寺の鐘は江戸時代に一度も鳴ることがなく、「撞(つ)かずの鐘」と呼ばれた。座敷からはいまでも金沢城の石垣を眺望することが出来る。

高岸寺を含む寺町寺院群は、2012(平成24)年、国の伝統的建造物群保存地区に選定された。

映像:金沢ケーブル「なぜか金澤〜見つけて加賀・能登」より

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