【4K動画】献上菓子を京都へ運んだ螺鈿(らでん)細工の荷担箱(にないばこ) :三重県亀山市関町
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東海道の宿場町・関宿で江戸時代から続く銘菓「関の戸」。赤小豆のこしあんを求肥(ぎゅうひ)で包み、和三盆(わさんぼん)をまぶした餅菓子は、参勤交代で関宿に泊まる殿様や要人に供され、評判となった。やがて、皇族が代々門跡(住職)を務め、御室御所(おむろごしょ)とも呼ばれた京都仁和寺にも献上するようになった。
当時、菓子を入れて京まで運んだ荷担箱(にないばこ)は、チョウガイとアオガイの螺鈿(らでん)細工が見事で、朝廷から賜った陸奥大掾(むつだいじょう)の官位が誇らしげに記されている。
店には当時の道中着も残っていて、かなりの大男が運んでいたのではないかと14代目の当主服部吉右衛門亜樹(きちえもんあき)氏は語る。
映像:ZTV「和菓子のある風景 関宿深川屋」より