【4K動画】象・竜・獏などの彫刻148体が圧巻の国宝・如来堂:三重県津市一身田

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三重県津市一身田(いしんでん)の専修寺(せんじゅじ)は、親鸞上人の多くの直筆を伝持する浄土真宗高田派の総本山で、広大な境内に国宝や重要文化財の建造物がずらりと建ち並ぶ。

2017年に国宝指定された如来堂は、東側にある御影堂(みえいどう)と比べると建築面積は半分ほどだが、本尊の阿弥陀(あみだ)如来立像(国重要文化財)を祀(まつ)る仏殿にふさわい威容を誇る。

下層の屋根は裳階(もこし)と呼ばれる庇(ひさし)で、これにより2階建ての建物に見えるように工夫されている。上層の屋根の軒組みは、高い技術を要する複雑で精巧な作りで、尾垂木(おだるき)という部材の先端には、仏教において神聖な動物とされる象、悪夢を食べ邪気を払う獏(ばく)、釈迦(しゃか)を守護した竜の彫刻が施されている。

建物内に足を踏み入れると、金色のきらびやかな宮殿(くうでん)が中央にあり、さまざまな彫刻が華やかさを添える。

映像:ZTV「和菓子のある風景~津市一身田 岡田屋~」より

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