【4K動画】幾重にも無数の棚田が連なる丸山千枚田:熊野の山ふところ三重県紀和町

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三重県熊野市の山間部。急峻な斜面に幾重にも小さな棚田が連なる丸山千枚田。その歴史は古く、1601(慶長6)年の紀州藩主による検地では、2240枚の田畑があったとの記録が残されているという。

1960年代後半からは稲作転換対策としてスギの植林が進み、過疎化や高齢化による後継者不足もあり1990年代初めには棚は530枚まで減少した。「日本の原風景を守ろう」と1993年に地元住民が保存会を結成、5年間かけて現在の1340枚まで復元した。96年からは復元した田んぼに「オーナー制度」を導入、田植えや稲刈りなどの農作業を通して、都市住民との交流を図りながら棚田を次世代に残す取り組みを進めている。

毎年春になると田んぼには水が張られ、夕暮れ時にはあかね色に染まった空が 映り込む幻想的な景色が楽しめる。逆光に稲穂が輝く秋の夕暮れとともに、写真愛好家たちにも人気が高い。

映像提供:ZTV
テキスト作成:ニッポンドットコム編集部

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