【4K動画】アクティビティー満載、夏の琵琶湖:滋賀県

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日本最大の淡水湖である琵琶湖は、近畿圏屈指の景勝地として古くから知られる。春夏秋冬いずれの時期にも多くの観光客が訪れるが、さまざまなレイクレジャーが楽しめる夏場が最もにぎわう。湖の西側には比叡山・比良山地を望み、東側は近江盆地が広がる。壮大なスケールを実感するには遊覧船が便利だ。米国のミシシッピ川を運航する外輪船を模した「ミシガン」は2022年、就航40周年を迎える。夏休みに合わせて子ども向けの「謎解きクルーズ」、夜景を楽しめる「ナイトクルーズ」、記念品の販売など、期間限定イベントが目白押しだ。

海なし県・滋賀では、海水浴ならぬ湖水浴が一般的だ。湖畔でのバーベキューやキャンプにも人気がある。夏には約10カ所の水泳場がオープン。塩のべたつきが気になる海水浴より快適という声もある。初心者にも湖上帆走が楽しめるヨット教室、立って水面を滑走するSUP(サップ=スタンドアップパドルボード)やカヌーと、爽快感あふれるアクティビティーが盛りだくさん。優雅な時を過ごしたい向きには岸辺のリゾートホテルがおすすめ。部屋からレイクビューを眺めれば、日頃のストレスも解消されるかも。

日本地図で見ると、本州の中央部に位置する琵琶湖の存在感は大きい。滋賀県の半分ほどにも見えるが、実際は県土の約6分の1。それでも南北63キロ、東西23キロで、湖岸線を総計すると235キロにもなる。琵琶湖の特異性は大きさだけでなく、「寿命」の長さも異例。40万年前からほぼ同じ形で存在し、固有種の水生動物60種が生息する。湖は通常、流入する河川に運ばれた土砂で埋め立てられ、1万年程度で消滅する。10万年以上の歴史を持つ湖は「古代湖」と呼ばれ、世界でわずか20湖しかない。もちろん日本では琵琶湖のみだ。神秘の湖は奥が深い。

映像提供:ZTV
テキスト作成:ニッポンドットコム編集部

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