石川・山代温泉:加賀の三温泉(1)【動画】
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石川県加賀地方には、山代・山中・片山津という3つの人気温泉地がある。山代温泉は最も規模が大きく、1300年の歴史を誇っている。江戸時代中期には「総湯(そうゆ)」と呼ばれる共同浴場と、18軒の旅館が立ち並んでいた。
北陸地方では、総湯を中心とした街並みを「湯の曲輪(ゆのがわ)」と呼ぶ。2010年、明治期の建物を忠実に復元した「古総湯(こそうゆ)」が造られた。壁や床に使われた九谷焼のタイルまで再現され、温泉の歴史や文化が感じられる、山城温泉の新たな中心施設である。
古総湯の近くには無料の足湯が整備されていて、ここの温泉水は飲むこともできる。岩の上で羽の傷を癒やす3本足の霊鳥の像は、山代温泉発祥伝説に関わる八咫烏(やたがらす)だ。
温泉街には土産物屋が並び、九谷焼をはじめ地元作家の工芸品などが購入できる。
●交通アクセス
「金沢駅」からJR北陸本線特急で「加賀温泉駅」まで27分。そこから車で約10分
映像提供=金沢ケーブルテレビネット「なぜだか金澤~見つけて加賀・能登」
(バナー写真:温泉の歴史や文化が感じられる古総湯の浴室)