【独自】医療物資の不足 ここまで... 防護服がゴーグルが...ギリギリ

赤い文字で書かれた汚染エリアの表示。

神奈川県の横須賀市立市民病院の関係者が、4月に撮影した病院内の映像。

この病院には21日現在、9人の新型コロナウイルス感染者が入院。

最大で15人の感染者を収容する中で直面しているのが、医療物資の不足。

ある男性スタッフが着ている透明のガウン。
背中の部分には、白いボタンがついているのがわかる。

実はこれ、前後を逆に着用した、市販のレインコート。

横須賀市立市民病院・惣田事務部長「正規の防御服みたいなものがもうないので、代用のビニールコートみたいなもので間に合わせたりということがある」

あくまで急場しのぎの代用品のため、本来、防護すべき足元の部分はノーガード。

ある女性スタッフが身に着けている透明なエプロンは、市販のごみ袋を病院内でエプロンに加工したもので、やはり代用品として使用している。

惣田事務部長「(体温の記録を取るなど)患者さんに直接接しなければ、これで間に合うので。エプロンって呼んでますけど、これはゴミ袋を改造したもの」

また、目からの感染を防ぐために必要なゴーグルも不足。

そこで、1回の使用で廃棄はせず、厚労省のガイドラインに沿って、念入りに洗浄・消毒したうえで再利用している。

この病院の医療物資が、ここまで切迫した状況に陥っている要因の1つが、2月から「ダイヤモンド・プリンセス」での感染者を受け入れていたことに加え、3月から、ほかの感染者などへの対応にも追われたため。

懸念されるのは、医療物資の不足だけではない。

惣田事務部長「神奈川県内の医療機関はクルーズ船から対応を始めているので、ほかの首都圏以外と比べると、(感染者対応を)始めたのがひと月以上長いと思う。(感染者対応が)長期化しているのと、終わりが見えないのがストレスの原因」

病院スタッフ自身もギリギリの状態にあるという、最前線の病院。

感染者を減らすためのわたしたち1人ひとりの心がけは、彼らの助けにもなる。

(FNNプライムオンライン4月21日掲載。元記事はこちら

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