小池都知事「きょうの時点でゼロ」 パチンコ店公表 見送りも...

社会

緊急事態宣言から3週間。

東京では、再び感染者数が100人を超える中、営業を続けるパチンコ店がゼロになったとして公表しなかった小池都知事。

ところが、取材してみると、営業している店が。
どうなっているのだろうか。

東京都内には、28日も営業を続けるパチンコ店が。

パチンコ店の利用客「できれば皆さん、“暇つぶし”っていう言葉を使うけど、そういうもので、やっぱり利用したいなという気持ちがある。ゴールデンウイーク閉められたら、本当に行く場所ないですわ」

行き場を求めて訪れたパチンコファン。

こうした状況を受け、小池都知事は28日、大阪に続き、営業を続けるパチンコ店の名前を公表する方針だった。

しかし...。

小池都知事「きょうの時点で(営業店舗は)ゼロということで、ご協力ありがとうございます」

昼の時点で、営業を続けるパチンコ店は、都内でゼロになったと答え、公表を見送った。

しかし、このおよそ2時間後、都内には営業を続ける店がまだあった。

これはいったい?

小池都知事「60人チームが都内を確認してまいりました」

実は、60人の都の職員が調査したのは、都内の156店。

そのうち、営業を続けていた22店舗に休業を要請したところ、営業する店は応じ、ゼロになったということだった。

しかし、東京都によると、都内には、およそ750店舗が存在するため、まだ調査中の店が600店舗以上ある。

中でも、激戦区の1つとされる池袋駅周辺を見てみると、駅の半径500メートル以内に15店舗以上も存在することがわかる。

そして、28日の取材中、都内の営業を続ける店に都の職員が訪問していた。

休業を要請したというが...。

東京都職員「営業している店舗に対して、中止の要請をさせていただいた」、「(今後、このパチンコ店は営業を続ける? 休業する?)現段階では、そこまで答えを求めておりません」

そもそも、なぜパチンコ店が、休業対象になっているのか。

取材班は、臨時休業中のパチンコ店に特別に許可をもらい、店内へ。

密閉空間に人の密集が生まれやすい店内。

そして、台の前には、さまざまな感染リスクが潜んでいた。

隣の人との間隔は30cmほど。
もし隣に感染者がいた場合、たった15分で濃厚接触者になる。

そして、パチンコを打つという行為にも、感染リスクが。
ハンドルやたくさんのボタンがあるため、触れるところが多い。

ウイルスは、表面がつるつるした場所では長期間生存することがわかっている。

さらに、パチンコの玉そのものも、台に入れるとき、素手で触れることもある。
1つ1つ消毒はしないため、感染リスクは否定できない。

この店では、緊急事態宣言が出される前まで、客が席を離れるたびにハンドルを消毒するなど、感染防止対策を施していた。

店の関係者は休業したくないのが本音としつつも、その要請には理解を示している。

店の関係者「多くの人、不特定の人が集まるところは、今回のこういう事態に鑑み、営業を自粛するのは当然のことじゃないかと」

今も営業をやめないパチンコ店に対しては。

店の関係者「国民全員が協力している中において、営業をするという考え方そのものが、われわれとしては理解できないというのが現実」

(FNNプライムオンライン4月28日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

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