「そばにいるよ」防ぐ妊婦の孤独 安心生む「オンライン両親学級」

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4月12日、訪ねたのは、マンションの1室。 

ここで行われていたのは、「じょさんしonline」。

現在、新型コロナウイルスの感染予防のため、 家族の立ち会い出産や入院中の面会を制限するケースも増え、小さな命を宿す妊婦も不安を募らせていた。

参加者(妊娠18週目)「本当は(出産のとき)夫に手を握っていてもらいたいとかもあったんですけど、コロナの関係で立ち合い出産も今のところできない感じなので、その辺が心配だったりします」

助産師歴11年目・二家本千晶さん「ギリギリまで粘って、お家で一緒に過ごすというのもいいかもしれない。病院につかないと不安というのもあるかもしれないですけど」

出産に向けた不安を口にする参加者に、 優しい口調で寄り添う助産師。

感染リスクを避けるため、ビデオ会議アプリを使い、遠隔で行われていたのは「両親学級」。

「両親学級」とは、これから出産を控える妊婦やパートナーが、医師や助産師らに出産から子育てで大事なポイントを教えてもらったり、 不安に思うことを相談し、親になるための準備を整える場。

しかし、新型コロナの影響で その相談の場が相次いで中止に。

今、妊婦が孤立しかねない事態になっている。

40代(妊娠23週)「旦那が職場からコロナをもらってこないか不安で、旦那とは別居状態にしています」

30代(妊娠25週)「コロナの影響もあってか、不安と恐怖にかられて、どうにかなってしまいそうになります」

こうした気持ちに寄り添う意味でも始まった「オンラインの両親学級」。

この日は、全国から妊娠中期の妊婦やそのパートナーが22組参加。

顔をあわせて話をできたことで、心が落ち着いたという。

参加者(妊娠19週目)「ことごとく両親学級とかがなくなってしまって、すごくショックに思っていたんですけど、今回、こうやってたくさんの助産師さんが手を挙げて、こういう機会をつくってくださったことがすごくうれしかったですし、いろんなことを学べましたし、安心しました」

参加者(妊娠18週目)「まだまだこれから妊娠期続いていくので、 その間に不安なことも多いと思うので、ぜひ続けていただいたら、ほかの妊婦さんたちもすごく勇気が出るんじゃないかと思います」

今後もオンラインの両親学級や相談会は行われるという。

じょさんしonline代表・杉浦加菜子さん「今まで気軽に自分の近くの病院や行政に聞けていたことや、近所のママ友に聞けていたようなことが全部なくなってしまった。わたしたち助産師は、いつもお母さんたちがいかに安心して過ごせるかを考えて、 そばにいるからねというのをお伝えしていきたい」

(FNNプライムオンライン4月30日掲載。元記事はこちら

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