コロナ患者情報をリアルタイム把握へ データベース管理の新システム「ハーシス」導入

政治・外交 社会 医療・健康

  • 新型コロナウイルスの感染者がアプリで健康状態を報告できるシステムが導入
  • 患者情報を一元管理し、入院調整の迅速化やクラスター対策の効率化図る
  • 業務過多が指摘されている保健所の負担軽減に繋げる狙いも

政府が、新型コロナウイルス対策の一環として、感染者や濃厚接触者がアプリで健康状態を直接入力できる新しいシステムを導入することがわかった。

関係者によると、今週中にも運用が開始されるこの新しいシステムは「HER―SYS」と呼ばれ、「Health Center Real-time information-sharing System」の略語である。感染者や濃厚接触者は、アプリを通じて健康情報をいつでも直接入力し報告できるようになり、これまでの「電話による健康状態の報告」に対して指摘されていた、“急変時に気づいてもらえないリスク”などを軽減し、きめ細やかな安否確認を受けられるようにする狙いがある。

感染者や濃厚接触者に関する情報の広域的な共有については、これまで、関係者が「業務過多により3月末から保健所の報告が停滞していた」と語るように不十分だったと指摘されている。

これまで医師は新型コロナウイルスの発生届を手書きやFAXで届け出ていたのに加え、保健所などの行政はそれぞれ電話やメールなどで感染者等の情報を報告・共有していたのだ。

政府は今後「HER―SYS」を運用することで、新型コロナウイルス患者や濃厚接触者の症状、健康状態、行動歴などの情報をデータベースで一元的に管理できるようになる。それにより状況変化を迅速に把握し、対応することを可能にし、入院に関する調整の迅速化やクラスター対策の効率化を期待している。

さらに、保健所が、FAXで受け取った情報内容をパソコン入力する作業も減らすことができるなど、業務過多が指摘されている保健所の負担軽減にも繋げたい考えだ。

(フジテレビ政治部)

(FNNプライムオンライン5月11日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

(社会)保健衛生医療・社会保障行政 健康・医療 FNNニュース 感染症 COVID-19 新型コロナウイルス