28歳現役力士 コロナ感染死 小池都知事「受け入れ対応検証」

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コロナに感染の28歳力士が死亡。
病院の受け入れをめぐり、小池都知事が検証を表明。

日本相撲協会は、新型コロナウイルスに感染していた力士が13日、亡くなったと発表した。

死亡したのは、高田川部屋の三段目力士・勝武士、本名・末武清孝さん(28)。

新型コロナウイルス性肺炎による、多臓器不全だった。

勝武士は2020年2月、大相撲トーナメントの禁じ手を紹介する「初っ切り」で元気な姿を見せていた。

新型コロナウイルスで力士が亡くなったのは初めてで、厚生労働省によると、国内で20歳代以下の死亡は初めてとなる。

2007年に初土俵を踏んでから、13年。
土俵の上で戦ってきた勝武士、本名・末武清孝さんの28歳という早すぎる訃報に、悲しみの声が広がっている。

70代男性「残念ですね。衝撃ですよね、28歳の人が...」

勝武士と同じ28歳の女性「(28歳は)同い年、一緒です。(コロナが)どんどん自分に近くなってきているなとすごく感じて、怖いですね」

50代女性「20代の方が亡くなると、若い子たちも気をつけるようになるのではないですかね」

60代男性「自粛がちょっと緩みがちだから、それをもう一度、引き締めるしかない」

また、日本相撲協会の八角理事長は、訃報を受け、コメントを発表。

八角理事長「1カ月以上の闘病生活、ただただ苦しかったかと思いますが、力士らしく、最後まで病気と闘ってくれました。今はただ、安らかに眠ってほしいと思います」

勝武士の1カ月に及ぶ闘病生活は、医療現場のひっ迫した状況と重なっていた。

4月4日から、38度台の熱があり、師匠らが保健所に電話をかけても、つながらなかったという。

8日には、血が混じったたんが見られたため、救急車を呼ぶも、すぐには受け入れ先が決まらなかった。

その後、都内の大学病院に入院し、簡易検査を受けたが、結果は陰性。

9日には、別の大学病院へ転院し、翌日のPCR検査で陽性となった。

19日からは、病状が悪化。

集中治療室で治療を受けていたが、5月13日午前、亡くなった。

関係者によると...。

竜電山梨後援会・飯室元邦会長「もともと持病があったんですよね。糖尿病でした...。よく知っているしね、いつも声かけたりして交流していたので、本当にびっくりで、残念としか言うことないですね」

小池都知事は、13日午後、勝武士の病院受け入れについて、検証することを明らかにした。

小池都知事「今は、各都立の病院など、必ず病床を確保しつつ、受け入れ態勢も整備しておりますので、その当時は、さまざまな課題があったと思うが、そのへんはよく検証していきたい。何よりも、心からお悔やみ申し上げたいと思います」

そして、日本相撲協会は13日、協会員の希望者全員に「抗体検査」を実施することを発表した。

(FNNプライムオンライン5月13日掲載。元記事はこちら

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