“解除”の39県 戻る日常 第2波への不安抱えつつ

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緊急事態宣言が解除されたあとのロードマップの概要を発表した東京都の小池知事。

一方、宣言が解除された自治体では、早くも第2波への不安が広がっている。

15日、新たに確認された感染者は9人と、3月22日以来54日ぶりに1桁台となった東京都。

休業要請などが長引く中、小池百合子知事は、制限の緩和に向けたロードマップの骨格を示した。

小池都知事「東京都は、感染拡大の危機のまだ最中にある。東京アラート = 警報、この真っ最中だということ。このことをお忘れなきようお願い申し上げます」

この会見で、緊急事態宣言の解除後、休業要請の緩和に向けた基準となる7つの指標が示された。

そのうち、感染状況の指標は、1週間の新規陽性者が1日あたり20人未満。

感染ルート不明者が50%未満。

前の週より陽性者が増えていないかどうかを示す増加比など。

宣言の解除後も、それらのうち複数の指標で基準を超えた場合は、「東京アラート」を発動し、都民に警戒を呼びかけるとしている。

また、自粛緩和の順序も4段階で示された。

現在をステップ0として、第1ステップで美術館、図書館など。

第2ステップで、飲食店の営業時間短縮の一部緩和や小規模イベントの開催。

そして、最後の第3ステップで、リスクの高い施設を除くすべての施設で、入場制限などの感染対策を前提に、中規模イベントの開催を可能とするというもの。

その第3ステップでも対象外となるのが、過去にクラスター歴がある施設。

都内でスポーツジムを経営する義田大峰さんは...。

パワーフィットスタジオZERO・義田オーナー「経営者の立場からすると、ロードマップもいいんですけど、従う業種に対する補償を先にしないと、出口を示していただくのはいいですが...4月いっぱいの休業なら耐えられるが、5月いっぱいはもう耐えられない」

一方、全国に先駆け、5月6日に独自の出口戦略「大阪モデル」を打ち出した吉村知事。

緩和の基準を満たしたことから、16日の午前0時から休業要請の段階的な解除をスタートさせる。

大阪府・吉村知事「これは市中ウイルスがなくなったわけではありません。油断すれば、またすぐ広がっていきます」

この発言の中で、吉村知事は、大阪名物「串カツ」の食べ方にも言及。

大阪府・吉村知事「“2度つけあかん”を復活させるのを夢見ながら、この期間は感染防止対策をお願いしたいというのがあります」

おなじみのソースに串ごとつけるスタイルは、しばらく控えるよう呼びかけた。

その大阪や東京などを除く39の県では、14日の宣言解除を受け、少しずつ日常が戻り始めた。

福岡市の地下鉄では15日朝...。

市職員「地下鉄では、マスクを着けてのご利用をお願いしています」

また、駅では第2波を警戒し、市の職員がマスクを着けていない通勤客らに無料でマスクを配布していた。

第2波への不安の声は各地で上がっている。

特定警戒地域に指定されていた石川県では、15日から輪島朝市が復活した。

しかし、「(解除になったが、気持ちに変化は?)変わらないですね。解除なら余計危ない。(観光客が来たら?)そういうことです」、「(来てほしいけど来てほしくない?)むずかしい。来たら心配だし、本当に心配」などの声が聞かれた。

また、病院でのクラスターが発生したため、唯一、条件つきでの解除となった愛媛県でも...。

地元の人「クラスターも発生してるので、何とも言えない。まだ不安が残るかなと」、「ちょっと気が緩んでしまうから、もう少し長引いた方がよかったと思う」

日常を取り戻そうと動き出す一方で、くすぶり続ける第2波への不安。
3密への警戒は引き続き求められている。

(FNNプライムオンライン5月15日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

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