急浮上すぎて追いつけない 9月入学に「3つのプラン」

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本格的な議論が始まろうとしている9月入学。
急浮上した「3つのプラン」とは。

そして、母親や教師の反応は...。

18日、およそ1カ月半遅れで入学式が行われたのは、静岡・吉田町の住吉小学校。

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子どもも、親も楽しみにしていた入学式。

この思い出の行事が、毎年9月に行われるとしたら。

コロナ危機にともない、急浮上した9月入学。

検討されているのは、児童や生徒の生まれ月に応じて学年を区切る3つの案。

1つ目の案は、今まで通り、4月から3月末生まれという区切りを変えないまま、入学や進級の時期だけを9月に変更するプラン。

この場合、入学が5カ月遅れるため、学校教育が後ろ倒しになるとともに、最も遅いケースでは7歳5カ月で入学する子どもが出てくることになる。

2つ目の案は、9月から翌年8月末までに生まれた子どもを対象にするプラン。

この場合、2021年度に限っては、次の年の4月から8月生まれの子どもが繰り上がる形で入学するため、17カ月分、1.4倍の数の子どもが集まることになる。

3つ目は、それらの問題に対応するため、入学する子どもの生まれ月の幅を当面、従来の12カ月間から13カ月間に増やすプラン。

2021年に入学するのは、4月2日から翌年の5月1日生まれの13カ月間の子ども。

2022年からは、さらにひと月ずつずらしていき、5年かけて移行する案。

しかし、2021年に子どもを小学校に入れる親からは、困惑の声が上がっている。

都内に暮らす、30代の川上晴美さん。

入学が5カ月遅れる第1のプランについては、「フルタイムで働いているので、その期間、子どもを預ける場合の学年の対応が、5カ月間対応してもらえるのか」と話す。

そして、子どもの人数が増える第2のプランに対しては、「その学年だけ人数が多いときの入試などの制度が、特別対応してもらえるのか」と話した。

では、受け入れる側の学校はどのように考えているのか。

栃木・宇都宮市立宮の原小学校で、1年生を担当している大西光恵先生は、「クラスも今入っている1.4倍入ると、果たして密でない環境ができるのか。1年生のお子さんは体力の差が結構ありますから、(年の差が広がると)その差を埋めるのは難しい」と話した。

本格的な議論が始まろうとしている9月入学。

これからの日本を支える、子どもたちファーストの制度が求められている。

(FNNプライムオンライン5月18日掲載。元記事はこちら

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