自粛で「外食控え」節約傾向 “コロナ不況”生活を防衛

経済・ビジネス 暮らし

5月18日に発表された、GDP(国内総生産)の速報値。
個人消費の落ち込みが続くなど、経済の停滞が人々の生活に暗い影を落とし始めている。

新型コロナウイルスの影響が長引く東京都。
街で皆さんのお財布事情を聞くと、「子どもがいて食べものの部分は削れないので、自分の美容院代とか、そういうところは抑えています(40代女性)」、「食費とか、生活面の負担が大きいかなと(50代女性)」などの声が上がった。

皆さん、厳しいやり繰りを強いられていたよう。

5月18日に発表された、1月~3月のGDP(国内総生産)の速報値。
年率換算で-3.4%と、2四半期連続でマイナスに落ち込んだ。

さらに、4月~6月の成長率は20%を超えるマイナスとの見方もあるなど、リーマンショック後を超える大きな落ち込みが予測されている。

西村経済再生相「経済活動を抑制してきているので、相当の影響が出てきている」

西村経済再生相が危機感を示した、経済活動の抑制の影響を打開しようとする動きもある。

東京・日本橋の高島屋では、これまで食品売り場のみで営業していた。
これを18日から、衣料品などの生活必需品を取り扱うフロアにまで拡大した。

しかし、先行きの不安からか、財布のひもは簡単には緩まず、「外食はしていないですね(40代女性)」、「テイクアウトはしてますけど、まだ東京はただ自粛中ですから、守ろうと思って(50代女性)」など、外出自粛から外食も控える傾向にあった。

このため、宣言が継続する東京都の飲食店では、売り上げが激減。
死活問題となっていた。

東京・北区にある、やきとん店でも、感染拡大の影響で平日の営業時間を正午~夜の7時までに限定。
平均して月600万円以上あった売り上げが、4月は約5分の1に減少。

やきとん大王 赤羽店・篠原裕明店長「きついしか言いようがない。薬ができて治りますとなれば別でしょうけど。(解除後、客は戻ってきそうですか?)戻ってこないと思います」

さらに、長引く経済の停滞は、こんな人にも影を落としている。

川崎市に住む判治芳恵さん(29)はフリーランスの振付師。
自身が主宰するプロジェクトのイベントやダンスレッスンで生計を立てている。

フリーランス振付師・判治芳恵さん「ほぼほぼ毎週ある仕事というのが、レッスンで収入を得ていたので、それがすぽんとなくなってしまった分は、やっぱり影響は大きいかな」

毎月、あわせて15~20万円あった収入が、4月はオンラインレッスンなどのみで2万円程度に減少。
買い物は週1・2回に減らし、貯金を切り崩しながらやりくりしている。

生活がひっ迫する中、判治さんが期待していたものが...。

フリーランス振付師・判治さん「現実的なのは...多分『持続化給付金』だと思っていました」

持続化給付金とは、感染拡大の影響で売り上げが大きく落ち込んだ事業者らに、最大で200万円を支援する制度。

ところが、この支援策には思わぬ落とし穴があった。

事業の持続を支援する制度のため、給付金の対象は確定申告で収入を事業所得として計上していた事業者のみ。
兼業などで申告を給与所得や雑所得としていたフリーランス等が対象外となっている。

判治さんは、これまで委託契約を結ぶ会社からの収入を給与所得、それ以外を雑所得として申告していた。

フリーランス振付師・判治さん「(現段階のシステムだと?)使えないという現状です。“そこは除く”ってことが、こんなにちっちゃくしか提示されていないのは、ちょっと困るなというか...」

梶山経済産業相は、こうした対象外となってしまっているフリーランスらへの支援策を講じるとしていて、新たな制度設計を今週中にも取りまとめる方針。

フリーランス振付師・判治さん「(新たな支援策については?)早いに越したことはないですよね。(もし給付金をもらえるなら助かりますか?)非常に助かりますね」

宣言が続く中、支援策が急務となっていた。

(FNNプライムオンライン5月18日掲載。元記事はこちら

https://www.fnn.jp/

[© Fuji News Network, Inc. All rights reserved.]

FNNニュース 新型コロナウイルス 新型コロナ 緊急事態宣言 新型コロナ 経済 影響・対策 新型コロナ 外出自粛 新型コロナ 暮らし 影響・対策