“食の格差”に熱き無料支援 1人親家庭へ 苦境でも立つ!

社会 暮らし

緊急事態宣言が解除され、学校が再開される地域がある一方、東京都内など休校の続く地域では、給食が食べられない子どもたちの食生活が深刻化している。

そんな中、東京・新宿に店を構える讃岐うどん専門店「さぬきうどん まめ哲」が、通常760円のうどん(総菜付き)の無料提供を始めた。

無料提供の対象となるのは、1人親家庭。

「さぬきうどん まめ哲」の店長・星哲哉さんは、「自分にも子どもがいて、学校ずっと休みで毎日の食事も大変。特にひとり親の家庭が大変だということで、うどんで笑顔ができれば...」と話す。

5歳のお子さんがいるシングルマザーのお客さんは、「子どものご飯用意して、買い物行って、家事が1個増えているので、負担は大きいので助かってます」と話した。

今回、「ひとり親家庭応援プロジェクト」には、同じ思いを持った3店舗が日替わりで参加。

しかし、長引く外出自粛の影響で、それぞれ60%以上売り上げが大きく落ち込むなど、現在、厳しい状況にある。

発酵食品を扱う「発酵キッチン トコトコ」は、2月末からお客さんが減っていき、2店舗あったお店を、1店舗を閉店にした。

そんな状況で、なぜこの無料提供を始めたのか。

そこには、店主の強い思いがあった。

「発酵キッチン トコトコ」の店主・浜口志信さんは、「わたしも早くに母を亡くしたりというのもあるんですけど、妻もひとり親です。けっこう不便な時代があったので、いずれこういうことしたいねという話は家庭の中で何回かあがっていたので、うちも苦しい状況だけど、何か1つでも役立てることがあればと」と話した。

同じ境遇の子どもたちのために。

無料提供のメニューは、オムライスに10種類の野菜が入ったミートソースがかかっている。

「子どもたちが栄養をたくさんとれるように」との思いを込めた。

一方、新宿区にある「ビストロ ビアベアー」のご主人は...。

オーナー・勘里洋介さん「わたしが今、単身赴任で東京に出てきている。(どちらかか?)沖永良部島からです」

ご主人は、鹿児島の沖永良部に奥さんと娘さん3人を残し、上京。

長年夢だった東京での飲食店出店を、3月に果たしたばかりだった。

勘里さん「妻1人で、子どもの送り迎えと世話全部している状態です。地域の人に助けていただきながら生活している状態です」

緊急事態宣言の中、今は家族のもとへは行けないが、せめてお店のある地域の方々に貢献したいと参加を決意した。

料理の見た目からおいしさを感じてほしいと、子どもたちが食べやすい甘めに仕上げた赤ワインソースをたっぷりかけたハンバーグがメイン。

お互いが、厳しい状況が続く中で広がる支援の輪。

3つの店では、参加する仲間を増やし、プロジェクトを拡大していきたいとしている。

(FNNプライムオンライン5月19日掲載。元記事はこちら

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