東京・調布駅前に“ハヤブサ” 都会に野生動物出現相次ぐ

社会 環境・自然


くりんとしたつぶらな瞳。
じっと立ち尽くし、飛び立つ様子は見られない。

実は、この鳥がいる場所は、東京・調布駅前のファッションビルの植え込み。

鳥のすぐ近くまで人が近づいて、記念撮影する様子も。

可愛らしい顔をしたこの鳥は、ハヤブサの仲間「チョウゲンボウ」の子ども。

21日午後1時ごろ見つかった。

体長は、およそ15cmほど。

やがて、警察官が出動し、数人がかりでチョウゲンボウをケースに入れ、いったん近くの交番に移動させた。

そして夜、調布パルコの屋上から逃がした。

22日、あらためて現場に行ってみると...。

調布駅から近い通気口の中で、チョウゲンボウのひなが見つかったという。

21日、チョウゲンボウが見つかったすぐ近くの換気口の奥へ小型カメラを入れてみると、ひなの姿を確認することはできなかったが、かすかに鳴き声が聞こえた。

ハヤブサの仲間、チョウゲンボウが都会で繁殖していたことに専門家は...。

プロ・ナチュラリスト 佐々木洋さん「元々チョウゲンボウというのは、都会でも順応し始めているけども、ちょっと離れた鉄橋だとか、あるいは人が近づけないような鉄塔の上とか、でも今回は本当に街の中ということと、比較的低いところに巣がある可能性もあるので、やはり珍しいケースだと思う」

そして、島根・出雲市で見つかった巣は、学校の木の上ではない。

なんと、校庭のグラウンドで卵が発見された。

しかも...。

出雲市立斐川東中学校・山岡晴夫教諭「4月29日の朝、今度2カ所目の卵が発見されて、2カ所の分はもう地面の上にむき出しになっているような卵でした。いろんな職員に聞きましたけど、こんなことは初めてだなということでした」

野生動物の出現といえば記憶に新しいのが、5月下旬から荒川付近で目撃され、連日ニュースになった、シカ。

6月3日、ついに捕獲された。

その後、引受先がなければ殺処分の可能性もあったが、千葉県の「市原ぞうの国」で元気に暮らしていた。

「困難からエスケープした」という意味で、ケープ君と名付けられたこのシカ。

早くも園内のメスのシカたちから、熱い視線が送られていた。

市原ぞうの国・広報 佐々木麻衣さん「野生のシカなので、最初はどの草が好きなのか、いろんな草や野菜を試したんですが、ケープ君はバナナとスイカが好みのようです」

野生だったため、一般公開は環境に慣らしてからとされている。

プロ・ナチュラリストの佐々木洋さんは、相次ぐ野生動物の出現について、「コロナによって野生動物の動きは変わっていまして、例えばシカであってもそうですけど、人通りが少ない、あるいは人けがないということで、結構都会の近くなんかに現れていると思う」と話した。

(FNNプライムオンライン6月22日掲載。元記事はこちら

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